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(回答先: JMM [Japan Mail Media] 「オバマという世代」 冷泉彰彦 投稿者 愚民党 日時 2007 年 2 月 18 日 02:19:44)
ヒラリーが勝てば第二のサッチャーに豹変して、ブッシュ・ネオコンと和解し、中東情勢を理由にタカ派指導者になるかも知れない。
オバマが勝てば第二のカーターとして軍部の突き上げが来るかも知れない。キリスト教保守派やネオコンの共和党議員から審議拒否などで苦しめられ、指導力を思うように発揮できなくなるかも知れない。共和党議員の中でもキリスト教原理主義やネオコンの立場に立つ者は「オバマは自分の父がそうだから有色人種のムリスムに甘いのだ。過激派との対話など無駄だ。撤退などもっての他！イラク・アフガンへの軍を断固増派し、軍事予算も増額すべーし！」と圧力をかけてくるだろう。
ヒラリーが勝てば挙国一致、オバマが勝てば共和党タカ派議員とマスコミによるオバマ降ろしでの対立激化が起こると推測する。
オバマが「文明の対立」を回避するアメリカのマンデラになる可能性も否定しない。しかし、「ユダヤ・キリスト教VSイスラム教の文明の対立」は「反共主義VS共産主義のイデオロギー対立」に代わる軍需産業の重要な飯の種なんだ。簡単にアメリカの国策を変更するのは難しいし、これを変えるのは奇跡に近いと思う。
オバマが大統領になればアリステッド帰国も認められ、グアンダナモ返還やプエルトリコ独立も検討されるかも知れない。
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