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(回答先: 米Microsoft,「Windows Vista」のセキュリティ機能でNSAの関与を認める 投稿者 World Watcher 日時 2007 年 2 月 07 日 20:56:24)
http://blog.livedoor.jp/kozymemory/archives/50734936.html
本来の要点は
米国政府の盗聴活動に協力したAT&Tがサンフランシスコ中心街の交換センターにインターネットと電話のトラフィックを監視するための秘密部屋を設置している
という点だ。それが、AT&Tの弁護士が先週裁判所に提出した25ページのpdf文書の黒塗り部分が読めてしまったという話である。
アメリカの情報機関は、ずっと国内監視を行っている。こうしたコバート・アクション(秘密活動)は違法なのだが、国外で違法活動をやるより、国内での方がよほど安全にできるだろう。
電話だけなら、国内問題だから、私たちが何か言う筋合いではないが、インターネットが絡むと、これはアメリカ国民でなくても関心を持たざるを得ない。
しかし、秘密部屋か、小さいな。どうせなら秘密基地を作れよ。
もちろん、地下だ。
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隠したつもりが--AT&T、NSA監視プログラム訴訟でうっかり情報公開
文:Declan McCullagh(CNET News.com)
翻訳校正:尾本香里(編集部)
2006/05/29 16:17
AT&Tが米国政府の盗聴活動に協力したとする訴訟において、同社を担当する弁護士が隠したつもりの情報を誤って公開してしまった。
AT&Tの弁護士は先週25ページの文書を裁判所に提出した。同社はこのうち3ページにわたる箇所を太い黒線で塗りつぶし、読めないようにしたつもりでい(PDFファイル http://www.politechbot.com/docs/att.not.redacted.brief.052606.pdf )た。
ところが、Apple ComputerのMac OS Xの「Preview」や、X Window Systemで使用されている「Xpdf」ユーティリティといった一部のPDF読み取りソフトを使えば、この黒塗り箇所をコピー&ペーストできる。
黒塗り箇所には、AT&Tがサンフランシスコ中心街の交換センターにインターネットと電話のトラフィックを監視するための秘密部屋を設置していると言われる理由が懇切丁寧に書かれている。2006年1月にこの集団訴訟を起こした電子フロンティア財団(EFF)は、この部屋が国家安全保障局(NSA)による違法な監視プログラムのために利用されていたと主張している。
黒塗りのページには「原告側が主張する内容はありとあらゆる合法的インターネット監視システムにあてはまるもので、ウイルス検知やハッカー阻止に使われるシステムもこれに含まれると、AT&Tは述べている」とも書かれていた。
また別の箇所には「原告はこの装置を『Surveillance Configuration(監視装置)』として悪いもののように表現しているが、これと全く同じ装置が外国諜報活動偵察法(Foreign Intelligence Surveillance Act:FISA)に完全にのっとる形で監視目的だけのために使われることがある」と書いている。
AT&Tが裁判所に提出した文書の編集箇所は機密扱いに相当するものではなく、NSA監視プログラムの具体的な活動に関する情報は何も公開されなかった。また、Pillsbury Winthrop Shaw PittmanとSidley AustinのAT&T担当弁護士は、そのような秘密部屋の事実上の存在を明確に認めないよう文面の中で注意を払っていた。
AT&T広報担当者からはすぐにコメントを得ることができなかった。
EFFによる訴訟は、秘密部屋の存在が語られるようになる前に提起されたものだ。しかしEFFは、この部屋の存在が表面化したことを受けて、これをAT&Tが自社ネットワークをNSAに公開したと証明するための論拠とするようになった。元AT&T従業員のMark Klein氏は、AT&Tが光ファイバーケーブルを用意し、611 Folsom Streetにある建物の「641A」という部屋に複数の回線を敷設したとする文書を発表した。
PDFファイルから、厄介または秘匿性の高い情報が漏洩したのは、今回が初めてではない。皮肉なことに、NSAは2006年1月、編集作業を安全に行う方法を説明する13ページの文書を発行していた。
似たような問題が「Microsoft Office」ファイルに関するメタデータで発生したこともある。2004年3月、SCO Groupは、Linuxユーザーを相手取る法的措置で狙いをつけていた会社名を誤って公開してしまっていた。そこで「Microsoft Office 2003」と「Microsoft Office XP」では、「Word」「Excel」「PowerPoint」から「隠しデータとグループ作業データを完全に削除する」方法まで提供している。
EFFの裁判所への提出文書には、Klein氏が先週公開した文書を編集したものが含まれていたが(PDFファイル)、こちらは正しく編集されていた。元の文書を残し黒い線を被せる代わりに、EFFはこれらのページをイメージファイルとして保存していた。
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