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□ポーの誕生日、今年も墓にバラ 謎の人物が欠かさず58年 [CNN]
http://cnn.co.jp/fringe/CNN200701220024.html
ポーの誕生日、今年も墓にバラ 謎の人物が欠かさず58年
2007.01.22
Webpostedat: 18:43 JST
- CNN/AP
メリーランド州ボルティモア──米国を代表する小説家で詩人のエドガー・アラン・ポーの誕生日は、1月19日。メリーランド州ボルティモアにあるポーの墓石には、今年もバラの花とコニャックの瓶が供えられた。謎の人物が半世紀以上にわたって続けている行為で、今年も無事に、この人物による「儀式」が終了したという。
ボストン生まれのポーは、40歳の1849年10月7日に、ボルティモアで死去。当地に埋葬された。
この墓石に1949年から、誕生日には欠かさず、赤いバラ3輪と、半分空けたコニャックの瓶が供えられるようになった。この「儀式」は今年で、58年目となる。
ボルティモアにある「エドガー・アラン・ポーの家と博物館」のジェフ・ジェロームさんは、1976年から30年にわたって、この様子を目撃。バラとコニャックを供える人物を、親しみを込めて「ポー・トースター」と呼んでいる。
「トースター」には、「乾杯する人」といった意味がある。
ジェロームさんは、「もしも私がポー・トースターで、見物客が騒いでいたら、姿を見せたくない」と話し、この人物に関する詳細を語ろうとはしない。
この人物の「儀式」については、多くの目撃者がいる。昨年は、ポーの誕生日を祝うファンがこの人物に押しかける騒ぎが起こり、ポー・トースターは別の道から姿を消していた。
しかし、今年は昨年より多くの人々が集まったものの、ポー・トースターを邪魔するようなことをせず、人々は落ち着いた様子で「儀式」を見守った、という。
ポー・トースターは1993年、「炎は手渡された」という、謎のメッセージを残していた。後に、この人物が98年に亡くなり、息子らに「儀式」を引き継いだことがわかっている。
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