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太田龍の時事寸評http://www.pavc.ne.jp/~ryu/cgi-bin/jiji.cgiより
平成十九年(二〇〇七年)一月十八日(木)
(第一千九百二十九回)
○「新潮45」、平成十九年二月号。百十頁〜百十七頁。
落合莞爾
「ロスチャイルド、世界経済を総べるものたち」
○この落合莞爾と言うひとについては、なにも知らない。
○「ユダヤ理解の欠落こそ日本の弱み」(百十一頁)、とある。
○これは、まあ、一應は当っている。
○石油時代が来て、金融皇帝ロスチャイルドの権力の一角は崩れ、
ロックフェラー、アメリカで金融王と呼ばれるモルガンを含め
て、御三家の時代となった(百十七頁)、などとある。
○このひとは、そのように本気で信じているのか、それともそう
でもないのか。そこのところは分らない。
○もし、本気で言っているのであれば、このひとのロスチャイルド
認識は、まことにお粗末で、浅薄である。
○ユースタス・マリンズ著
「世界権力構造の秘密」(日本文芸社、絶版)
○ここに、詳述されている通り、モルガンは、英国ロスチャイルド
が米国内主要代理人の一人として育成したのである。
○ロックフェラーが、ロスチャイルドの米国内代理人の一人である
ことも、前出著に論証されている。
○更に、このひとのこの記事では、
イングランド銀行、米FRB(連邦準備制度)、
○この二つの銀行が、ロスチャイルドの支配下にあることが
述べられていない。
○この人はそれを全く知らないのか。
○それとも、知っているけれども、色々と利害損得を考慮して
伏せたのか。
○それは分らない。
○しかし、新潮社と言う、日本の四大出版社(文藝春秋、講談社、
新潮社、小学館)の一角を占める、この出版社系の月刊誌の上で、
○このような記事が登場したことは、やや問題とするに足りるで
あろう。
○「ロスチャイルド問題」についての、英語参考文献の中の主要な
ものの一つは、
○Witchcraft and the Illuminati (未邦訳、匿名)
○であろう。
○これは、七十九頁の小冊子であるが、にも拘わらずもっとも重要
な著作である。
○前出の著作では、ロスチャイルドは、秘密の世界権力としての
イルミナティの頂点であり、
○そして、世界を支配するために、五つの系統を組織すると言う。
即ち、
(1)フィナンシャル
(2)政治
(3)シビル(その主たるものはフリーメーソン)
(4)オカルトと宗ヘ
(5)ソーシャル(テレビ、映画、音楽など)
○このように見て来ると、落合と言うひとは、ロスチャイルド問題を
「フィナンシャル」の、そのまたごく表面的な一部に限定して論じ
ていることが分る。
(了)
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