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□「ちょいワルがモテる」はインチキだ [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/article/detail/2978343/
「ちょいワルがモテる」はインチキだ
「そろそろ、ちょいワルがモテるという幻想から抜け出した方がいい」「女性が本気で寄ってくるのは、仕事とカネに余裕ができる50歳になってから」
チビ、デブ、ハゲでもオヤジはモテると主張する「なぜかモテる親父の技術」(ベスト新書)。著者は、毎日新聞社会部副部長、「サンデー毎日」編集長を経て、現在は「週刊金曜日」編集長という硬派ジャーナリストの北村肇氏(54)だ。自身の頭髪もチト寂しい。
「仕事柄、作家や業界人などびっくりするほどモテる男を間近で見てきました。ところが、『なぜコイツが?』という男が必ずいる。よく観察してみると、そういう人は自分を等身大で語り、自然体にしているフツーのオヤジなのです。私は、“ちょいワル”を気取ってモテている人物を見たことがない。努力してペ・ヨンジュンや田村正和みたいになれるんだったら、こんなラクなことはないのです」
そういえば、藤原紀香をモノにしたのも、背の低い男だった。志村けんはハゲなのに、よくモテる。では、フツーのオヤジの武器は何か。
「小じゃれたバーではなく、いつも通う居酒屋に誘って政治の話でもすればいい。若い世代の男は感覚だけで小泉支持が多かったが、私の周りや団塊世代は、『人生いろいろ』『心の問題』なんていう人間のうさん臭さが分かっている。『同世代と話しても刺激がない』と言う若い女性にオヤジの経験を素直に聞かせてやればいいのです」
でも、やっぱりオジさんは見てくれで気後れしてしまう。
「OLネットワークを組織する池野佐知子さんに『チビ、ハゲ、デブはペケですか?』と聞いたら、『まったく気にならない』と言う。女性が嫌うのは、ハゲを気にしたり、デブをウジウジ悩むタイプなのです。若い歌手の曲を覚えて若い子に擦り寄ろうなどとは愚の骨頂。普通にしていることが大切なのです」
この本を読むと、フツーのオジサンは確実に元気が出る。
【2007年1月12日掲載】
2007年01月15日10時00分
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