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・鄭東泳 大統合民主新党
「家族が幸せな国」
スローガンは「家族が幸せな国」で、力点を置いているのは南北関係改善だ。南北をつなぐ5本の鉄道の連結、北朝鮮の核問題解決と平和協定締結による朝鮮半島平和定着、開城工団の拡大と特区の追加造成など、「南北経済共同体」の構築を前面に打ち出している。
金大中・盧武鉉と続いた親北政権の太陽政策を基本的に踏襲することを明らかにし「民主平和改革勢力」の代表者を自任。保守陣営を「守旧勢力」と呼んで攻撃している。「腐敗なき透明社会」は、保守系候補を意識した公約と見られる。
航空・宇宙とロボット産業を韓国経済の新成長産業と位置づけたのも特徴的だ。
・李明博 ハンナラ党
「実践する経済大統領」
李候補の公約は経済政策に集中している。
「塾などの教育費の半減」、「全南成功時代」(栄山江運河や西南海岸開発などの経済振興策)、「生涯の希望への踏み台作り」(青年失業問題の解消、高齢者・低所得者・障害者対策など)が3本柱だ。
対北朝鮮政策は、北朝鮮が非核化すれば、10年以内に北朝鮮住民の年間個人所得が3000ドルになるよう積極的に支援するという「非核開放3000」構想が中心だ。
第2次南北首脳会談以降、北核問題に深く踏み込んだ言動がないことから、伝統的保守派からは対北強硬姿勢はポーズではないかと疑われている。
・権永吉 民主労働党
「世の中を変える大統領」
12人の大統領候補のうち、実は最も多くの不動票を有している。63万の組合員からなる「民主労総」が、権氏の民主労働党最大の支持母体だ。韓総連(親北派)のような学生グループや、「全教組」などの教員組合にも民労党の支持者は多い。
公約は主に福祉と雇用。400万人の非正規職員の正社員化、所得・資産の再分配、医療費・教育費の無料化、福祉強化などだ。
南北関係の公約は、北朝鮮の「高麗連邦制」に近い統一案「コリア連邦制」。
自らを韓国唯一の「進歩政党候補」と呼び、党にも勢いはある。今回の大統領選挙では10%以上の得票を狙う。
・文国現 創造韓国党
「人中心、本当の経済」
李会昌氏が出馬表明するまでは今回大統領選レースのダークホースとして注目されていた。清廉潔白な経済人というイメージが強みだった。
「『魂を売ってでも就職したい』という大学生の言葉を聞いて衝撃を受けた。本当の経済は人が中心でなくてはならない」と、出馬の経緯を説明している。公約のすべては経済問題と関わるものだ。不正蓄財疑惑に揺れる李明博氏の“対抗馬”として、支持者から期待を集めている。
クリーンなイメージを打ち出し、李明博氏との差別化を図っているが、支持率は伸び悩んでいる。
南北関係や外交安保に対する公約が一つもないのも特徴的だ。
・李会昌 無所属
「大韓民国をたて直そう」
「血の通わない原理原則主義者」というイメージがあり、過去2度の大統領選では常にスーツ姿だった李候補。今年は、ジャンパーを着て遊説を行っている。
公約は12項目。法治主義と社会綱紀の確立、軍人や国家功労者へのサポート拡充をはじめ、経済や社会福祉にも言及している。
ほかの候補との最大の差は、南北関係と対北政策の部分だ。相互主義・国際共助で北朝鮮を核放棄に導くという考えが基本。拉致被害者、国軍捕虜、離散家族問題の解決や、脱北者の支援強化も注目される公約だ。
伝統的保守派から強い支持を得ている一方、保守陣営の分裂を招いたと批判する声も。
http://www.onekoreanews.net/news-tokusyu02.cfm