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TV討論分野別に3回
大量動員演説会は不可
世論調査13日から公表禁止
史上最多の12人が立候補した第17代大統領選挙の投票日(19日)まであと2週間となった。選挙戦は先月27日から公式にスタートし、2日には候補者の公示ポスターが一斉に街頭に張り出された。この日以降、立候補者が死亡したり辞退しても、各政党は新たに候補者を登録できない。5日に冊子型選挙公報が発送され、6日には中央選挙放送討論委員会主催の主要立候者7人による第1回テレビ討論会が行われる。
満19歳の60万人
初の1票行使へ
中央選挙放送討論委員会主管のテレビ討論会は計3回。参加できる候補は、国会議席数5以上の政党の候補者、直前選挙で得票率3%以上を記録した政党の候補者、候補登録締め切り日の11月26日まで30日間の全国対象世論調査で平均支持率5%以上の候補者。
具体的には、ハンナラ党の李明博、大統合民主新党の鄭東泳、無所属の李会昌、民主労働党の権永吉、民主党の李仁済、国民中心党の沈大平候補および5%以上の支持率を記録してきた創造韓国党の文国現候補の7人。だが、沈大平候補は3日、立候補を辞退した。
6日の第1回討論会の主題は政治・外交・統一・安保分野。第2回は社会・教育・文化・女性分野について11日に開催。最後の第3回討論会は16日に経済・労働・福祉・科学分野をテーマに開かれる。
開催時間は午後8時から10時まで2時間で、KBSとMBCで合同生中継される。主要候補の合同討論会に参加できない群小候補らを対象に13日に別途の生放送合同討論会(全分野)も予定されている(同時間帯)。
過去の大統領選では、選挙運動が公式にスタートしてからは世論調査の結果を発表できなかったが、今回からは投票日1週間前の12日までは調査結果を発表できる。13日から投票終了時までは世論調査公表禁止期間に。 12日に選挙人名簿が確定する。14日には投票案内文が発送され、開票所の公告が行われる。
なお、13日と14日には不在者投票が実施される。不在者投票を申請した有権者は、午前10時から午後4時までの間に、近くの不在者投票所で投票しなければならない。
19日の投票時間は、午前6時から午後6時まで。開票は投票終了後、直ちに開始される。
今回の大統領選挙は、これまでの大統領選挙と比べて制度的に変わった点が少なくない。
政党の後援会すべて廃止に
05年8月の公職選挙法改正で選挙権者年齢が満20歳から19歳に引き下げられた。今回初めて一票を行使する満19歳の有権者は60万人前後と推算されている。97年(第15代)と02年(第16代)の大統領選挙での当選者と次点者の票差は、それぞれ39万余と57万余であったことを考慮すると、決して無視できない数だ。
また、世論調査結果公表禁止期間は、前回は選挙期間開始日からだったが今回は選挙日前6日(13日)から選挙日投票締め切り時間(午後6時)までに縮小された。ただし、公表禁止期間中でも世論調査そのものは許される。
さらに、今回から中央党と市・道党の後援会が廃止された。各党は選挙費用づくりに大変苦労すると見られている。政党後援会の廃止は、前回の不法大統領選挙戦資金疑惑事件の捜査が終了した04年3月に、きれいな政治文化をつくるという趣旨で政治資金法を改正したのに伴うもの。
大統領選挙240日前から予備候補に登録、一定の範囲内で選挙運動を認め政治新人に機会を与える予備候補登録制度と政党内選挙戦で負けた候補の大統領選出馬禁止制度も今回の大統領選から新たに導入された。
聴衆動員など弊害が大きかった政党・候補者演説会は廃止されたが、候補者が有権者の往来が多い場所に出向き、支持を訴える公開場所での街頭演説は可能である。
オンラインの領域の拡大に伴い候補者や予備候補者が開設したインターネットホームページを利用して、常時選挙運動ができるようにし、選挙期間中にはインターネット広告も可能となった。
このほかに、前回の大統領選挙の時は選挙期間中の郷友会、宗親会、同窓会などの開催が禁じられていたが、開催自体は可能とし、選挙運動目的での開催やその場での選挙と関連した食事の提供など寄付行為について禁止とした。
候補者登録に必要な5億ウォンの預託金は、これまで15%以上の得票者に限り全額返還したが、得票率10〜15%の場合50%返すことになった。
■□
選挙人数
3767万人…前回より267万人増
首都圏で48%占める
最多年齢層は30代(22・9%)
第17代大統領選挙の総選挙人の数は、3767万1149人になる(行政自治部が11月21日現在全国1万3178投票区別に住民登録されている選挙権者を暫定集計した結果)。男性は1855万601人で、女性は1912万548人だった。
選挙人数は、11月26〜28日の3日、全国有権者を対象に選挙人名簿閲覧を実施、異議申請と名簿脱落者救済過程を経て12日に最終的に確定される。
暫定集計された選挙人数は前回、02年の大統領選挙の時の3499万1529人より267万9620人多い。
地域別では京畿道が822万5231人(21・8%)で最も多く、ソウル市(805万4429人。21・4%)と釜山市(284万4189人。7・6%)が続く。済州道は41万4216人(1・1%)で最も少ない。
ソウルと仁川、京畿道を含む首都圏の選挙人数は総1828万6456人(48・5%)で全体の半数近くを占める。
嶺南圏(慶尚南・北道、釜山、大邱、蔚山)は1006万5340人(26・7%)、湖南圏(全羅南・北道、光州)は395万9833人(10・5%)、忠清圏(忠清南・北道、大田)は377万9888人(10・0%)となっている。
年齢別には、19歳と20代が792万9308人(21・0%)、30代=863万2462人(22・9%)、40代=848万1760人(22・5%)、50代=581万1789人(15・4%)、60代以上は681万5830人(18・1%)。
最多有権者年齢層は30代で、40代より15万人余り多い。
◇不在者投票申告は81万人
今回の大統領選挙の不在者投票の対象者は、5年前の前回大統領選挙(86万7476人)より5万6721人少ない81万755人(中央選挙管理委員会11月28日発表)。
http://mindan.org/shinbun/news_bk_view.php?page=1&subpage=1635&corner=4