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北朝鮮の年内寧辺(ヨンビョン)核施設無能力化履行の約束を受けて、アメリカ・北朝鮮関係が改善し、今月半ばからはアメリカの外交官一人が、平壌高麗(コリョ)ホテルに常駐するものと25日に伝えられた。アメリカはまた、早急に平壌に常駐する外交官を追加派遣する予定だと、ワシントンの消息筋が明らかにし、高麗ホテルが事実上、アメリカの平壌連絡事務所として活用される見こみである。アメリカが関係正常化を念頭に置いて、自国の外交官を平壌に常駐させるのは今回が初めてである。
ワシントンの同消息筋は、「米国務省の行政担当外交官が、最近、平壌の高麗ホテルに部屋を借りて事務室兼宿所として使っている」として、「主に米朝間の行政的な業務連絡を引き受けている」と伝えた。
同外交官は、米代表団の北朝鮮訪問に関した連絡と経費の計算を専担するものと伝えられた。高麗ホテルに用意されたアメリカの臨時事務所には、専用電話・ファックス・コンピューターが設置され、インターネットも使用可能である。
アメリカはまた北朝鮮の寧辺核施設無能力化に合わせて、政務関係を主に担当する古参の外交官を派遣する予定である。同外交官は対北朝鮮交渉にも参加して、非定期的に寧辺核施設を訪問して、無能力化と核廃棄進行状況を点検することになる。米朝両国は6カ国協議首席代表であるクリストファー・ヒル(Hill)国務省次官補と金桂冠(キム・ケグァン)外務省副相の会同と「ニューヨークチャンネル」を通じてこのように合意した。
アメリカはまず外交官2人で平壌の臨時事務室を運営してから、核施設無能力化以後、北朝鮮の核廃棄意思が明確になったら、これを正式連絡事務所、または代表部に昇格させるだろうとのことである。
米朝が平壌に事実上のアメリカ連絡事務所を運営する事に合意したのは、両国政府が関係改善に強い意志があることを表現したものと解釈される。両国は1994年ジュネーブ合意を通じて、第1回北核危機を統合しながら、平壌に連絡事務所を設置する事にしたが、実現しなかった。
http://www.nkfocus.jp/article/?pos=read&num=7888