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北朝鮮、ウラン濃縮否定の「証拠」を米国に提示と(CNN)
2007.11.10 Web posted at: 19:59 JST - CNN
(CNN) 北朝鮮の核開発問題で、米紙ワシントン・ポスト(電子版)は10日、北朝鮮が米国に対しウラン濃縮による核兵器開発を試みたことはないとする「証拠」を提示したと伝えた。米国、韓国両政府当局者の情報としている。
証拠の詳細は明らかでないが、北朝鮮は米国との協議で自らの主張の正当性を立証するため米の核専門家に機器、文書などの調査、閲覧を許したという。米政府高官はこの協議の事実を確認したが、北朝鮮側の言い分については「一部は的を得ているが、一部は説得力がない」としている。
米政府は2002年、北朝鮮がウラン濃縮を認めたとし核開発問題での米朝枠組み合意(1994年)の反古に踏み切っている。ブッシュ大統領もウラン濃縮の事実を発表した。しかし、北朝鮮はこの後、ウラン濃縮による核開発の意図を否定していた。
ポスト紙は、仮に北朝鮮の主張が正しければ、ブッシュ政権と米情報機関の新たな失態につながる可能性があるとしている。
北朝鮮は昨年10月、初の核実験を実施したが、プルトニウム型とみられている。
北朝鮮核をめぐる6者協議は今年2月、北朝鮮が年内にすべての核計画の申告をすることで合意している。ただ、この申告に核兵器やウラン濃縮計画などが含まれるのかは不透明となっていた。申告内容を受け、6者協議の他の参加国が精査、追加要求などを行うことになる。
ポスト紙は、北朝鮮は米朝協議でこの申告の一部としてウラン濃縮による核兵器開発の意図はなかったとの証拠を提示し、米国が打ち出した経済制裁の年内解除につながることを期待したという。
同紙はまた、韓国政府高官の情報として、北朝鮮は2002年に輸入し、米国がウラン濃縮用として指摘しているアルミ管の用途について、通常兵器の開発用で核兵器に転用するものではなかったと主張していると伝えた。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200711100017.html