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日本政界「連合霧散の津波」
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=92566&servcode=200§code=200
日曜日の4日午後、日本の政界には第1野党である民主党の小沢一郎代表が代表職の辞意を突然表明し、大荒波が襲った。
小沢代表はこの日、記者会見を開いて「福田康夫首相との代表会談で、自民党と民主党の「大連立」を推進することにしたが、党内反発で霧散した」とし「私に対する不信とみなしてけじめをつけて辞任する」と述べた。
小沢代表は先月30日と今月2日、2度福田首相と会談し、執権党である自衛隊の国外派兵と関連し、自分の政策を貫徹する代わりに自民党と民主党が連立政権を構成することで合意した。しかし、連立案は2日夜、民主党幹部会議で否決された。
◆連立、提案者は誰?=連立を誰が先に提案したかは話が食い違っている。読売新聞は4日「小沢代表が『民主党内部説得のために福田首相が先に連立を提案したことにしてくれ』と頼んだ」と報道した。
しかし、小沢代表はこの日、これを否認し「福田首相が新テロ特別措置法案の処理をめぐり、民主党の協力を求める過程で大連合政府をいきなり申し入れてきた」と述べた。
福田首相が2日の会談で国連の決議がある活動に対してだけ自衛隊を派遣することができるようにしようという小沢代表の持論に全面的に賛成しながら「もし民主党が自民党と連立をすれば新テロ特別措置法案にも執着しない」という約束までしたというのだ。この2つが実現できれば政策協議のための連立を構成する十分な価値があるというのが小沢氏の主張だ。
2人だけの密室会談だったことから真実は把握しにくい。しかし連立を先に提案したのが福田首相ではなく小沢代表だという話が漏れたのが、小沢氏辞退の一原因になったのは明らかだ。
いぜれにせよ小沢氏は代表会談で連立案を受け入れたが、党で「政権交代を叫んで間もないのに、受け入れる名分がない」「即席で拒否しなければならなかった」という非難を浴びた。小沢代表は「連立をすれば参議院選挙で公約した政策を実現することができる上、民主党が政権運営能力を見せれば次の衆議院選挙で政権交代を実現することができる」と説得したがかなわなかった。協力関係である社民党や国民新党など他の野党も小沢代表を攻撃した。7月、参議院選挙で過半数を占めて意気盛んだった小沢代表は連立をうかがった「密談」の余波で「首相」の夢をひとまずはしまうことになった。
◆小沢代表はなぜ「連立政権地雷」踏んだか=小沢代表は4日「『自民党は嫌いだが、それでも民主党には任せることができない』という世論が広まり、衆議院選挙で勝ちにくいと判断した」と言いながら「これを払拭するためにしても連立を通じて民主党の授権能力を見せるのが必要だと判断した」と述べた。「早期選挙を通じた政権交代」から「選挙を通じない連立政権」に事実上方向転換したというのだ。
自民党と公明党の現連立の枠を壊すため、愚かにも新連立を構想し、自分がその落とし穴にはまったという分析もある。組職票が強い公明党を自民党から引き離して、その次に自民党と別れた後で選挙に出ようとしたが、連立に対する党内拒否感を過小評価したというのだ。結論として、自民党としては大連合政府に意味があった小沢氏を巧みに誘引し、当初の目標である「大連合政府」は実現できなかったが、小沢氏の代表辞退という「次善の所得」は得たことになる。
一部では「初めから『小沢失脚』を狙った与党の高度戦術だった」という言葉も出ている。
東京=金玄基(キム・ヒョンギ)特派員