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臓器移植仲介、中国公安省が日本人逮捕(読売新聞)
【瀋陽=末続哲也】中国公安省は16日、中国で日本人に臓器移植を仲介していた「中国国際臓器移植支援センター」(遼寧省瀋陽市)の長瀬博之代表を「不法経営容疑」で逮捕した、と発表した。
中国で臓器移植に絡んで日本人が逮捕されたのは初めて。
公安省は、長瀬代表による臓器移植の仲介行為が「(法人)登記時の業務範囲を逸脱」しているうえ、「臓器売買を禁じる中国衛生省の関連規定に違反した」と断定している。
瀋陽市公安局は9月、長瀬代表とみられる邦人を拘束したと、瀋陽の日本総領事館に通報していた。
中国政府は、死刑囚の臓器を移植に利用するケースが横行しているなど「中国は臓器売買を放任している」と外国から批判されたのを受け、2006年7月に臓器売買などを禁止する管理規定を施行したほか、今年5月には臓器移植法を制定、臓器関連規則を大幅に強化した。今回の逮捕には、08年北京五輪などをにらんで国際的批判をかわす狙いがありそうだ。
公安省によると、長瀬代表は、瀋陽で日系企業「IPC情報コンサルティング有限公司」を運営していたが、04年から中国国際臓器移植支援センターの名称でインターネット上に情報を出し、日本人患者に臓器移植サービスを提供した。
関係筋によると、同センターは、中国の瀋陽や上海などの病院と提携、200人以上の日本人に臓器移植を仲介したとされる。
長瀬代表は9月11日に上海で拘束され、身柄を瀋陽に移された。公安当局は事件に関与した中国人らも拘束し、捜査を進めている。
(2007年10月16日20時55分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071016it12.htm?from=navr