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http://news.livedoor.com/article/detail/3331547/
南北首脳会談:金総書記、「日程延長提案の拒絶」にキレた?
2007年10月04日08時39分
南北首脳会談2日目の3日、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記は、会談が終了した午後4時25分以降姿を見せなかった。盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と金総書記が「アリラン公演」(北朝鮮の体制宣伝のための大規模なマスゲーム)を一緒に観覧するという計画も頓挫し、また午後10時からの盧大統領主催の夕食会にも金総書記は出席しなかった。金総書記の出席は事前に約束したことではなかったが、欠席は予想外の出来事だという声が上がっている。
2000年の南北首脳会談の際には、金総書記は2日目の金大中(キム・デジュン)大統領(当時)主催の夕食会で、金大統領と一緒に入場し、3時間ほど同席した。ワインを一気飲みするなど、酒類を10杯も飲み、酒豪ぶりをアピールしてもいた。また南北双方の出席者らを自分のテーブルに呼び、ジョークを飛ばしてムードを盛り上げていた。
また、「アリラン公演」は北朝鮮が「金総書記の作品」と宣伝しているものだ。それだけでなく、00年10月に訪朝した米国のオルブライト国務長官(当時)は、「アリラン公演」の前身といえる「100戦100勝の朝鮮労働党」を金総書記とともに観覧している。
金総書記が夕食会に出席しなかった理由を確かめるすべはないが、午後の会談で自らが提案した日程の延長を盧大統領が断ったことで気分を害したからではないかという見方が出ている。金総書記はゲストを迎えた立場として、「ゆっくり休んで天気のいい日にアリラン公演を見て帰ってほしい」と勧めたものと考えられるが、こうした好意を無視されたと感じたことも考えられる。
一方、盧大統領にしてみれば、午後の会談が始まるやいなや、金総書記が突然日程の延長を持ち出してきたので、当惑したことだろう。そのため時間を置いて考えてみようと思ったのではないだろうか。だが、自らの一言で国全体を一糸の乱れもなく動かすことができる金総書記としては、「儀典・警護担当秘書官と相談する」という盧大統領の発言が言い訳にすぎないと考えた可能性が大きい。自らの好意に喜んで応じる姿ばかりを見てきた金総書記としては、その好意を拒絶されたという事実に大きなショックを受け、怒りを覚えたのではないだろうか、というわけだ。
キム・ミンチョル記者