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日中首脳電話会談の概要【外務省】
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_fukuda/p_chn_0709.html#mm
平成19年9月28日
福田康夫総理は、9月28日午前9時20分より約25分間、温家宝中国国務院総理との間で日中首脳電話会談を行ったところ、概要以下のとおり。
1.日中関係
(1)福田総理より、温総理からの祝電に謝意を示しつつ、日中関係を最も重要な二国間関係の一つとして重視し、これまでの日中間の共通認識の上に「戦略的互恵関係」を築いていく旨述べた。温総理からは、本年4月の訪日の成功について日本側への謝意を表明しつつ、日中関係は「戦略的互恵関係」の構築、平和共存、世代友好、互恵協力、共同発展の達成という重要な転機を迎えた旨述べ、双方は今後も日中関係発展のため協力していくことで一致した。
(2)福田総理より、できるだけ早く中国を訪問したい旨述べるとともに、胡錦濤国家主席にも明年春頃に訪日して頂きたい旨述べた。温総理からは、福田総理ができるだけ早く訪中されることを歓迎する、胡主席の訪日については積極的に準備を行っている旨述べた。
2.ミャンマー
現在のミャンマー情勢に関し、各々の考え方を説明しつつ、両国間の協力について意見交換を行った。温総理からは、隣国として情勢を注視している、国際社会が建設的な支援を提供すべきであり、中国としても努力していく、ガンバリ国連事務総長特別顧問のミャンマー訪問が成果をあげることを期待する旨述べた。
3.六者会合
福田総理より六者会合議長国としての中国の役割を評価しつつ、現在北京で行われている六者会合での実りある議論を期待する、日朝関係進展に向け中国側と連携していきたい旨述べた。温総理からは、中国側としても六者会合の進展に努力している旨述べ、双方は緊密に協力していくことで一致した。
4.気候変動
福田総理より、全ての主要経済国が参加する2013年以降の実効的な枠組み作りに向け日中で協力したい旨述べた。温総理からは、省エネや排出量削減等この分野での日中協力を強化したい旨述べ、双方は日中で協力して共に国際社会に貢献していくことで一致した。
5.東シナ海資源開発問題
福田総理より、早期解決に向けた温総理の指導力発揮を要請。温総理より、本年4月の訪日時の日中首脳間の共通認識に基づき、共同開発を実現できるよう努力していきたい旨述べ、引き続き協議を進めていくことで一致した。