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【社説】福田氏「私の手で拉致問題を解決」と言った以上、具体的な解決策・何を持って解決か明示すべき…産経
1 :ぽこたん( ・∀・ )φ ★:2007/09/20(木) 12:09:21 ID:???0
争点が乏しいといわれる自民党総裁選だが、北朝鮮による拉致問題については、福田康夫元官房長官と
麻生太郎幹事長の両候補の違いが、かなりはっきりしてきた。
大阪市などの街頭演説で、福田氏は「拉致被害者を見捨ててはおけない。私の手で問題を解決したい」とし、
北朝鮮との対話路線による解決に意欲を示した。一方、麻生氏は「圧力なくして対話が成り立ったことは一度もない」
と安倍内閣の圧力重視路線を継承していく考えを示した。
ただ、両候補の北朝鮮に対する姿勢の違いが明確になっただけで、その中身はよく分からない。特に、
福田氏は「私の手で解決」と言った以上、具体的な解決策を明示すべきだ。
「対話と圧力」を対北朝鮮外交の方針とした小泉前内閣で、福田氏は官房長官として、対話を重視した当時の
田中均外務審議官を重用し、圧力を重視した安倍晋三官房副長官(当時)と激しく対立したといわれる。
安倍氏は首相就任後、自らを本部長とする拉致問題対策本部を設置し、北に対する経済制裁などの圧力をさらに強めた。
こうした安倍内閣の外交姿勢を、福田氏は「時間ばかり過ぎてしまい、若干どうかと思う」(民放番組)と批判し、
「弾力的な話し合いになるように持っていくことが大事だ」「国際情勢の変化に合わせるのは当然だ。手法を変える
ことはあり得る」(同)などと述べている。
「国際情勢の変化」とは何か。弾力的な話し合いに持っていくために福田氏が考えている「手法」についても、明確にしてもらいたい。
福田氏は「北朝鮮が核とミサイルを放棄すれば、国交正常化ができ、この地域が初めて平和で安全になる」とも語っている。
一方、麻生氏は「核、ミサイルももちろんだが、主権侵害に勝るものはない」と拉致問題を最重要視している。
小泉、安倍両内閣は、拉致被害者全員の帰国とすべての拉致実行犯の引き渡しが実行されぬ限り、拉致問題が解決したとはいえず、
日朝国交正常化もあり得ないとの原則を貫いてきた。
何をもって拉致問題解決とみるか。また、国交正常化との関係は。こうした点についても、分かりやすい説明を両候補に求めたい。
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/shucho/070919/shc070919000.htm