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<自民総裁選>小沢代表がアジア外交強化の方針 福田氏意識
9月16日3時3分配信 毎日新聞
自民党総裁選で、アジア外交重視を掲げる福田康夫元官房長官が有力になっていることを受け、民主党の小沢一郎代表はアジア外交を強化する方針を固めた。12月初旬の訪問が固まっている中国のほか、来年1月に訪韓する検討を始めた。中韓を連続して訪問することでアジア重視の姿勢を鮮明にする。
小沢氏の持論は、政府の外交と並行して民間の草の根交流の重視。中国でも89年から「長城計画」という民間交流を実施しており、中国共産党とは党幹部だけでなく若手の有望株とも関係が深い。
12月の訪問でも胡錦濤国家主席との会談をほぼ固めていると同時に、約1000人の民間訪中団も同行する予定で、中国の王毅・駐日大使との太いパイプを誇る福田氏に対し、幅の広さで違いを見せたい考えだ。
韓国では12月に大統領選があることから、新大統領との会談を目指す。小沢氏は自由党党首時代に度々韓国を訪問し、1999年には金大中大統領(当時)と会談している。
安倍晋三首相の突然の辞任で、年内に予定されていた首相の再訪中は立ち消え状態。岩國哲人・民主党国際局長は「仮に福田氏より早く小沢氏が訪中、訪韓できれば先手を打てる」と話している。【渡辺創】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070916-00000001-mai-pol
最終更新:9月16日18時53分