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(回答先: ミャンマーで仏教僧侶数百人が、民兵20人を人質に = AFP 投稿者 ダイナモ 日時 2007 年 9 月 07 日 08:10:55)
http://www.asahi.com/international/update/0906/TKY200709060409.html
燃料価格の値上げに抗議する反政府デモが続くミャンマー(ビルマ)で6日、中部パコクの僧侶らが軍事政権の当局者を僧院に閉じこめ、車を燃やす事件が起きた。前日のデモに軍が威嚇発砲し、僧侶に暴行を加えたことへの反発からだ。当局が一連のデモに発砲したのは初めてで、軍政側の焦りの表れとみられるが、市民の尊敬を集める僧侶への強硬策は、軍政への市民の反発を一気に広げる可能性がある。
目撃者によると、僧侶ら約300人が5日、ガソリン類の大幅な値上げに抗議するプラカードを掲げて歩き、数千人の市民らがその様子を見守っていた。そこに軍や警察が到着し、兵士らが空に向けて発砲。僧侶や周囲の市民らを竹の棒で次々に殴り、デモを解散させた。
翌6日、地元の当局者らが僧院を訪れ、威嚇発砲に謝罪するとともに、今後のデモ自粛を要請した。しかし、僧侶らは当局者らを一時、院内に閉じこめ、乗ってきた車4台を燃やして当局に激しく抗議。僧院の外には大勢の市民が集まり、ある男性はAFP通信に「僧侶たちの行動を全面的に支持する」と話した。
8月中旬に始まったデモは当初、元学生運動家など民主化勢力が主導していたが、途中から僧侶も参加し始めた。僧侶は88年の民主化運動の際にもデモに参加し、運動の高揚に大きな役割を果たした。
それだけに、軍政側は僧侶らの動きに神経質になっており、多数の僧侶がいる中部の中心都市マンダレーでは、当局が僧院に行動を起こさないよう圧力をかけ続けているという。しかし地方では統制がきかず、その焦りが今回の強硬手段を招いたとみられる。
だが、僧侶への弾圧は市民の反発を増幅しかねないうえ、これを機に民主化勢力がより攻勢に出てくる可能性がある。国際社会の批判がさらに高まるのも必至だ。
外交筋は「軍政側が強硬策をとれば、それだけ反発も強まるだろう。予断を許さない状況だ」と話している。