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中国全人代委員長訪米へ 天安門事件以来18年ぶり【中日新聞】
2007年8月26日 17時26分
【ワシントン26日共同】中国の呉邦国・全国人民代表大会(全人代)常務委員長が今秋、米下院のペロシ議長らの招きでワシントンを訪問する方向で米中双方が最終調整に入ったことが26日、分かった。中国の国会議長に相当する全人代常務委員長のワシントン訪問は、1989年6月の天安門事件直前に万里氏が行って以来、約18年ぶり。米議会関係筋が共同通信に明らかにした。
訪米が実現すれば、リベラル派の人権問題専門家であるペロシ氏が初の女性議長として今年1月に就任して以来、初めて呉氏と会談。米中関係の深まりを象徴する場となるが、来年夏の北京五輪に反対する勢力を含む米国内の反中国派からは激しい反発も予想される。
呉氏は中国共産党で政治局常務委員を務め、序列は胡錦濤国家主席に次ぐナンバー2。訪米は米中首脳交流の一環と位置付けられる見通しだ。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007082601000286.html