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食品『不合格』わずか?15% 中国が『食の安全白書』【東京新聞】
2007年8月19日 朝刊
【北京=平岩勇司】十八日付の中国各紙によると、中国政府は食品の安全性に関するデータをまとめた「中国食品品質安全白書」を発表した。食の安全をめぐる包括的な報告は珍しく、国内外の不信解消が狙いとみられる。
白書は「中国が輸出している食品の合格率は日本、米国、欧州の検査で99%を超えている」と指摘し、問題食品はごく一部にすぎないと強調。また、今年上半期の食品安全検査の合格率は昨年の77・9%から85・1%に向上したとして、肉類・飲料など主要九品目の合格率は90%以上、野菜の残留農薬の合格率は93・6%と列挙した。
「品質水準は安定的に上昇している」と結論づけているが、一連のデータは逆に食品全体の約15%が不合格で、野菜の6%以上が汚染されていることを示しており、「品質水準は先進国と差がある」(中国紙の新京報)ことも裏付けた形だ。
白書はまた、従業員十人以下の小企業で昨年の安全検査合格率は70・4%にとどまり、今年六月までに八千八百十四社に生産停止を命じたと報告。小企業は食品加工業の78%を占め、「現在の重点であり難点でもある」と言及している。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2007081902042151.html