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邦人2被告に死刑判決 中国、覚せい剤密輸で【東京新聞】
2007年8月20日 19時10分
【北京20日共同】中国遼寧省の高級人民法院(高裁)は20日、中国から日本へ覚せい剤を輸出しようとしたとして、麻薬密輸罪に問われた無職、武田輝夫被告(64)=名古屋市出身=と、無職、鵜飼博徳被告(45)=岐阜県出身=の控訴審判決で、それぞれ死刑の1審判決を支持、被告の控訴を棄却した。同省瀋陽市の日本総領事館が明らかにした。
中国は2審制だが、死刑判決については今年1月から最高人民法院(最高裁)が最終的に判断するとの新方針が出ており、今後最高裁が審議を行う見通し。
中国では2003年以降、日本人の覚せい剤密輸事件が相次ぎ、05年2月に上海市で執行猶予付き死刑判決が確定した例があるが、2審で執行猶予の付かない死刑判決が出たのは初めて。
武田被告は03年6月、大連市内で覚せい剤5キロを、鵜飼被告は03年7月、大連空港で覚せい剤約1・5キロを、それぞれ日本へ密輸しようとした。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007082001000508.html