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□統一相が問題発言「西海交戦は韓国が反省すべき」 [朝鮮日報]
http://www.chosunonline.com/article/20070817000060
記事入力 : 2007/08/17 17:10:03
統一相が問題発言「西海交戦は韓国が反省すべき」
李在禎(イ・ジェジョン)統一部長官は16日、2002年に西海(黄海)の北方限界線(NLL)を越えた北朝鮮の警備艇から先制攻撃を受け、韓国海軍の兵士5人が戦死した「西海交戦」について、「結局のところ、国家の安全保障をどうするかという方法論において、韓国が改めて反省すべき課題になったのではないかと思う」と述べた。
李長官はこの日、国会の南北平和統一特別委員会に出席し、「(西海交戦で)NLLを守るために兵士6人が戦死したが、NLLが領土でないというならば、命を懸けて守る必要はなかったのではないか」という、野党ハンナラ党のシム・ジェヨプ議員の質問に対し、「線(NLL)の持つ性格や歴史的な背景も重要だが、それを通じて得ようとする目的の中身がもっと重要だ」とし、冒頭のように述べた。
西海交戦は、サッカー・ワールドカップ韓日大会の準決勝が行われた02年6月29日、西海の延坪島西方沖の海上で、北朝鮮の警備艇がNLLを越えて3マイル(5.5キロ)韓国側に侵入、これを阻止しようとした韓国海軍の高速艇に対して至近距離から砲撃し、交戦状態になったもの。この交戦により、韓国海軍の高測定1隻が沈没し、兵士6人が戦死、18人が負傷した。
李長官のこの日の発言は、NLLの位置付けや見直しに関する論争だけにとどまらず、北朝鮮側の挑発によって6人の戦死者を出した事件の責任の一部を韓国側に押し付けるものであることから、さらに物議を醸すことが予想される。
李長官は今月10日、国会の統一外交通商委員会の席上で、NLLの位置付けについても「領土という概念ではない」と述べ、物議を醸していた。
シム議員はこれに対し、「李長官の答弁は、北朝鮮のNLL見直しの要求を韓国側が受け入れていれば、西海交戦のような軍事衝突も起こらず、兵士が犠牲になることもなかったという趣旨ではないか。“反省すべき課題”などというのは。犠牲になった兵士たちを冒涜(ぼうとく)するものだ」と反論した。
また、在郷軍人会も緊急声明を発表し、「西海交戦で犠牲になった兵士たちの愛国精神を冒涜する妄言だ。李長官はすぐに初辺を撤回し謝罪するよう求める」と述べた。北朝鮮の警備艇の奇襲攻撃を受け沈没した韓国海軍の高速艇「チャムスリ357」の艇長だった故尹永夏(ユン・ヨンハ)少領(少佐に相当)の父、ユン・ドゥホさんも「残念だ。今の韓国は壊れた時計のような有り様だが、今後さらに誤った方向に進むのではないか。これ以上何も言いたくない」と語った。
一方、李長官は「NLLがあるにもかかわらず、韓国軍の兵士が犠牲になったので、こうした偶発的な軍事衝突さえも起きないようにしなければならないという考えを強調したものだ」と釈明した。
ユ・ヨンウォン記者
ペ・ソンギュ記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS