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□日本の団塊の世代は今まさに“完熟”、企業が欲しがる最高の人材―中国 [Record China]
▽日本の団塊の世代は今まさに“完熟”、企業が欲しがる最高の人材(1)―中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070806-00000015-rcdc-cn
日本の団塊の世代は今まさに“完熟”、企業が欲しがる最高の人材(1)―中国
8月6日16時26分配信 Record China
2007年8月6日、中国国内のメディアで日本人の技術者、中村紘二氏が紹介された。中村氏は遼寧省大連市にあるデジタル制御機器のメーカーの「ナンバー2」として活躍する外国人技術者だ。7年前に日本の大手企業を定年退職した直後に大連に渡り、中国の企業で技術指導を行っている。
この会社の楊玉洪社長は、中村氏の技術力と人柄に惚れ込み、破格の年俸1千万円で迎え入れた。「日本人技術者はその高い技術と経験もさることながら、仕事への熱意や愛社精神、企業秘密を厳守する資質、どれをとっても中国では手に入らない人材。まさに企業人としてすべての面で完成された時に“完熟”のタイミングで迎え入れることができた。会社への貢献は計り知れない」と手放しで喜ぶ。同社はその後、日本支社を開設、中村氏は責任者として、日本と大連を往復する日々だ。【 その他の写真はこちら 】
中国企業は今、日本で大量に定年退職を迎える“団塊の世代”に大いに着目している。現在、中国には外国人技術者や専門家が34万人滞在する。うち日本人は10万人、定年退職後に中国で働く人も多い。特に大連市は、日本企業退職者の受け入れに熱心で、専門窓口を設ける一方、受け入れた企業に補助金を出すなど奨励策を打ち出している。(続く)(翻訳・編集/WF)
最終更新:8月6日16時26分
▽日本の団塊の世代は今まさに“完熟”(2)―中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070806-00000016-rcdc-cn
日本の団塊の世代は今まさに“完熟”(2)―中国
8月6日16時28分配信 Record China
大連市は日本の定年退職者の再雇用に積極的だ。5月の「日本ウィーク」では同市人事局が技術者不足の中国企業に日本人退職者を引き合わせる“お見合い”を行い、成約者には市が渡航費用の一部を負担した。
ただ、すべての人が前述の中村氏ほどの高給を約束されるわけではない。中には半分ボランティアであることを承知で再就職する人も多い。“お見合い”の場で日本人から最も多く出された条件が「自分に適した仕事を見つけたい」であり、待遇は二の次、という人も多かった。実際に中国で再就職し、1か月の生活費を1000元(約1万6000円)でやりくりしている人もいるという。【 その他の写真はこちら 】
中国では定年退職後は“楽隠居”するのが最高の幸せであり、老後も働かなければならないのは気の毒だとの認識が根強く、これまでは企業側もそれほど関心を持っていなかった。しかし、中国の多くの企業が悩む管理職不足という穴を、技術力や経験、資質、あらゆる面で完成度の高い日本人の定年退職者がピッタリと補うことが証明され始め、認識が変わってきた。しかも定年という期限が過ぎただけで、年俸も“大幅割引”で雇用できるとあって、同局担当者は「お互いの利害が完全に一致している」という。
「定年とは完熟の時なり」…完熟の果実が中国企業を潤し育む。けだし名言である。(翻訳・編集/WF)
最終更新:8月6日17時0分