★阿修羅♪ > アジア9 > 168.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□アフガン拉致:反米団体「拉致は米国の責任」 [朝鮮日報]
▽アフガン拉致:反米団体「拉致は米国の責任」(上)
http://www.chosunonline.com/article/20070803000013
記事入力 : 2007/08/03 09:19:31
アフガン拉致:反米団体「拉致は米国の責任」(上)
2日午前11時、ソウル市鍾路区の駐韓米国大使館正門前。
民主労総や全国農民会総連合会などの反米・進歩団体の連合体である「韓国進歩連帯」のハン・サンリョル共同準備委員長と会員数十人がデモを行った。ハン委員長はマイクを使い通行人に対し「拉致事件の根本的な責任は米国にある。米国は事件解決に向けて直接乗り出すように」と訴えた。
ハン委員長は拉致された韓国人23人の写真の横に「(アフガニスタンに派遣されている韓国軍の)即時撤退」「ブッシュは悔い改めよ」などと書かれた横断幕を掲げて断食闘争に入った。ハン委員長は2002年に米軍装甲車にひかれ女子中学生2人が死亡した「ヒョスン・ミソン事件」でも反米デモを主導した「女子中学生汎対策員会」の共同代表だった。
アフガニスタンでの韓国人拉致事件が発生から2週間過ぎ、一部市民団体が一斉に「米国責任論」を訴え人質事件を反米運動として広めようとしている。彼らは「韓国人拉致事件の根本的な責任は武装勢力のタリバンではなく米国にある」と主張し、「韓米同盟の即時撤廃」を訴えている。これに対してアフガンスタンのタリバンが犯した人質事件を政治的・理念的目的に利用して反米運動へと変質させた場合、拉致被害者を危険にさらすことになるとの心配の声も多い。
ピョン・ヒウォン記者
イ・インムク記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
▽アフガン拉致:反米団体「拉致は米国の責任」(下)
http://www.chosunonline.com/article/20070803000014
記事入力 : 2007/08/03 09:21:09
アフガン拉致:反米団体「拉致は米国の責任」(下)
◆拉致事件に介入し始めた反米団体
一部団体が拉致事件発生14日目となる1日から米国責任論を本格的に訴え始めた。「平和と統一を開く人たち」の会員らは1日、米国大使館前で記者会見を開き、「米国は9・11テロを名分としてアフガニスタンに対して違法な攻撃を行い、かいらい政府を樹立した。今日の悲劇(拉致事件)が起きたのは米国によるアフガニスタン侵攻や盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権が同盟などと言って韓国軍を米軍支援のために派遣したからだ」と主張した。
民主労働党、南北共同宣言実践連帯なども「(アフガニスタンで)侵略政策を行っている米国は人質事件の解決に消極的だ」と非難する声明を発表した。「祖国統一汎民族連合南側本部(汎民連)」も1日にインターネットを通じ「米国は韓国の民間人犠牲者が出ても交渉を拒否している。われわれ民間人は死んでもよいというのが韓米同盟であり戦争同盟だ。盧武鉉政権は韓国軍を即時撤退させ、韓米同盟も直ちに解消せよ」と主張した。韓国進歩連帯などは1日、米国大使館前で行ったろうそくデモで「ただ一人の韓国人でもさらに犠牲になれば、韓国人の怒りは米国に向かうだろう」「これ以上犠牲者が出れば、全国各地から集まり米国大使館を包囲しなければならない」と声を荒らげた。
◆反米へと変質してはならない
先進化国民会議のソ・ギョンソク事務局長は2日に声明を発表し、「人質解放のためには米国にもう少し柔軟な措置を取るよう協力を要請するのも必要だが、一部市民団体がこれを反米という政治的で理念的なものへと導こうとするのは誤りだ。米国に対する要請も人道主義的次元で同盟関係のワクの中で行われなければならない」と主張した。
韓国外国語大学中東研究所長の張炳玉(チャン・ビョンオク)教授(韓国中東学会会長)は「(人質解放のために)米国に支援を要請することと、米国責任論を前面に出して反米運動を展開するのは別の問題だ。韓国で反米の動きが出れば、タリバンの戦略が功を奏した結果となる」と主張した。
ピョン・ヒウォン記者
イ・インムク記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS