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「毛氏はマルクス主義者ではない」 故薄氏の“遺言”がネットで物議
【中日新聞】2007年7月16日 朝刊
【北京=鈴木孝昌】今年一月に九十八歳で死去した中国共産党の長老、薄一波氏が臨終前に残した「遺言」が、ネット上で出回っている。故毛沢東主席を「マルクス主義者ではなく、封建色の強い農民革命家」と批判し、現政権に民主化を迫る内容。薄氏の遺族が十四日夜、国営新華社を通じ、「遺言はデマ」との声明を発表する騒ぎに発展している。
「遺言」は、薄氏の病状が悪化した昨年十月から今年一月にかけ、胡錦濤国家主席や江沢民前主席ら各指導者と計十九回、二十一時間二十分にわたり語った内容を記録したものとされる。
後継者の故トウ小平氏らも「毛主席を偉大なマルクス主義者と呼ぶのは不本意だと語っていた」と指摘。「毛は文化大革命によって国家を亡党亡国の瀬戸際に追い込んだ」と断罪し、「文革という最大の過ちを若い世代に教え、歴史を見直してほしい」と党に要望した。
また、「役人の職権乱用は深刻で、腐敗は国家資産をのみ込み、人民の財産を略奪している」とし、「このままでは共産党は下野することになる」と警告。胡錦濤主席に対し「貧困の解消と腐敗防止は党の責任だ」との書簡を送ったという。
http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2007071602032854.html