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□今度は「段ボールギョーザ」…中国で偽食品問題が深刻 [朝鮮日報]
http://www.chosunonline.com/article/20070713000029
記事入力 : 2007/07/13 10:45:39
今度は「段ボールギョーザ」…中国で偽食品問題が深刻
食品問題が相次いで発覚している中国で、今度は毒性物質が含まれた段ボール紙で作ったギョーザが販売されていたことが分かり、騒動に発展している。
中国中央テレビ(CCTV)は12日、北京市朝陽区の一部露天商が段ボール紙の破片を詰めたギョーザを市販し、業者が当局に逮捕されたと報じた。
報道によると、段ボールギョーザは小さく切り刻んだダンボール紙と豚肉を6対4の比率で混ぜて作られていた。消費者が段ボール紙と豚肉を区別できないように、段ボール紙を水酸化ナトリウムに漬け、暗い色に変色させる念の入れようで、肉のにおいの香料まで添加していた。水酸化ナトリウムは強アルカリ性でタンパク質を腐食させる性質があり、手で触れるのも危険な物質だ。
段ボールギョーザが登場したのは、ギョーザの材料となる豚肉が急騰したため。中国人が最も好んで食べる肉類である豚肉の価格が昨年の2倍近くまで上昇し、水を飲ませ文字通り重量を水増しした豚や、病気にかかった豚が市中で販売されているのが既に見つかっていた。ギョーザ製造業者は同局のインタビューに対し、「豚肉価格が上昇し、採算を取ろうと段ボールを使った」と話している。
中国政府の緊急取り締まりにもかかわらず、段ボールギョーザがどれだけ流通したかは確認できていない状況だ。
一方、米紙ニューヨーク・タイムズは12日、中国産だけでなく、▲サルモネラ菌を含むインド産コショウ▲不衛生で食用に適さないメキシコ産カニ肉▲成分表示が誤っているデンマーク産砂糖など、食品安全基準を満たさない食品の輸入が差し止められるケースが後を絶たないと報じた。
昨年7月から今年6月にかけ、食品全体を調査した米食品医薬品局(FDA)によると、輸入拒否件数はインド産(1763件)、メキシコ産(1480件)が中国産(1368件)を上回った。インド産とベトナム産(533件)はサルモネラ菌検出が、メキシコ産、中国産、インドネシア産(460件)は不衛生状態が輸入拒否の主な理由だった。
フィラデルフィアにあるセントジョセフ大学のナンシー・チャイルズ教授は「食品会社が生産コスト削減だけを追求した結果、品質低下を招いた。安価な製品を生産する国ほど品質関連規定が整備されていない」と指摘した。FDAは先月、中国の水産物だけでなく、メキシコ産メロン、インド産米に対しても輸入警報を発令している。
写真=中国で今度は「偽ギョーザ」が発覚した。床に山積みされた段ボール紙(写真1)を水酸化ナトリウムに漬け暗い色に見えるように変色させ(写真2)、包丁で小さく刻み(写真3)、豚肉と混ぜてギョーザを作る場面(写真4)/中国中央テレビから
北京=李明振(イ・ミョンジン)特派員
キム・ソンイル記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS