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外資系企業に撤退の動き 中国の環境規制強化で【中日新聞】
2007年7月9日 18時16分
【上海9日共同】環境汚染が深刻な中国で、政府による企業への規制が強まり、外資系企業が撤退する動きが出始めている。中国は外資導入による発展を目指してきたが、環境に悪影響を及ぼす企業を排除する方針に転換。中国に生産拠点を移した日本企業への影響も避けられない見通しだ。
建設機械の日立建機は6月、安徽省にある子会社の工場から出ていた排水の化学物質が基準を上回っていたとして、国家環境保護総局から罰金10万元(約160万円)の支払い命令を受けた。
排水に含まれる物質をチェックする機器の老朽化が原因だったが、これまで中国経済成長のけん引役だった日本企業も、規制の例外ではないことを印象づけた。
また、中国紙、21世紀経済報道によると、山東省では韓国系の皮革加工業2社が昨年末に突然、操業を停止、事実上撤退したもようだ。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007070901000518.html