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□【社説】防衛白書の中で「独島は日本領」とうそぶく日本 [朝鮮日報]
http://www.chosunonline.com/article/20070709000001
記事入力 : 2007/07/09 07:01:58
【社説】防衛白書の中で「独島は日本領」とうそぶく日本
日本政府は6日、2007年防衛白書で独島(日本名竹島)について「日本の固有の領土」と主張した。日本政府は2005年の防衛白書から「日本の固有領土である北方領土と竹島の領土問題はいまだ解決していない」と記載し始めた。そして韓国政府がこれに抗議し、削除を要求したにもかかわらず黙殺する態度をとった。
日本は2005年からにわかに独島についての領有権を主張する姿勢を強めている。島根県が「竹島の日」を制定し、駐韓日本大使がソウルで堂々と「竹島は日本の領土」と語ったのが始まりだった。文部科学省は公民や地理の教科書で「竹島は日本固有の領土」、「韓国が不法占拠している」と明記するよう指針を出した。昨年の春には海上保安庁の調査船が独島近海を測量しようとしたこともあった。こうした一連の動きを指揮した人物こそ、当時官房長官だった安倍首相だ。
これは日本政府の本音がよく示す動きだ。機会があるたびに独島の領有権を主張し、世界の注目を集めることで、ひとまず紛争地域に仕立て上げようとしているのだ。そうした上で、この問題を国際司法裁判所(ICRC)に提訴しようというわけだ。日本は自分たちの国力を持ってすれば国際司法裁判所の判決に影響を及ぼすことが可能だと考えている。隣国に言いがかりをつけ、その「血と肉」である固有領土を奪い取ろうとしているのだ。これがもし100年前なら、日本は間違いなく砲艦を送り込み、独島を制圧して仁川や釜山を砲撃していたことだろう。
日本が国防政策の方向性を示す防衛白書を通じ、執拗(しつよう)に独島の領有権を主張するのは、一種の示威行動と見ることができる。2005年度の日本の防衛費は世界第2位となる469億ドル(約5兆8000億円)で、実際の軍事力でも世界第3位との評価を得ている。特に日本海軍はイージス艦4隻をはじめ、駆逐艦54隻、潜水艦16隻など152隻もの艦艇と205機もの戦闘機を保有している。対潜水観戦、補給、機雷処理などの戦闘能力も世界最強レベルにある。
だが日本政府がこうした対応をとればとるほど、韓国政府および韓国国民は「日本という国の横に位置することになった不幸」を切実に感じるだけだ。そうした事実を日本側は十分理解しているのだろうか。隣国に対しこんな行動をとる日本が、国際社会の表舞台に立つために国連安全保障理事会の常任理事国を目指しているというのだから、まったく恐ろしい世の中になったものだ。
朝鮮日報/朝鮮日報JNS