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□韓国の国語教科書〜差別 [犬鍋の韓国便り]
http://blog.goo.ne.jp/bosintang/e/05de696e809113b7c01410f14901044f
韓国の国語教科書〜差別
国語教科書の翻訳を通した韓国語の勉強で,印象に残った部分をいくつか紹介します。
以下は、1989年版、韓国中学校1年国語教科書(国定)からの引用です。
7 次の文を読み、問いに答えなさい。
結果はすべて、努力したぶんだけ得られる。
ところが、最近、僥倖を願う人が多いようだ。努力せずに一攫千金を得ようとし、汗を流さずに高い地位を得ようする人々がいる。黙々と自分のすべきことをしながら、よりよい明日を夢見る人たちを見れば、僥倖を願って生きるこれらの人は、あまりにもずるいと思う。社会が不公平だと文句をいう人たちの多くの大部分が、むしろ努力しない人たちである。
いつか、両手が不自由な若者が印鑑を彫って一生懸命働いて貯めたお金で、故郷に学校を建てたという新聞記事を読んだことがある。客観的に見ると、この若者は、他の人よりずっと恵まれていない人だ。にもかかわらず、その若者は、「努力してください。努力しただけの結果が得られるのです。できないと不平をいうのは、努力不足なのです」と言っていた。
「豆を植えれば豆がとれ、小豆を植えれば小豆がとれる」という言葉は、当たり前すぎる言葉だ。しかし、同時にいちばん難しい言葉なのかもしれない。
(1) 事実と違うところをさがして、下線を引きなさい。
(2) 不要な言葉を一つ探して、下線を引きなさい。
これ読んだとき、なかなかいい文章だな、と思いました。
ただ、当時は韓国語がまだよくできなかったため、設問(1)の答えがいくら考えてもわからない。(2)のほうは「多くの大部分」の「多くの」。これはわかった。
で、(1)の答えを韓国人に聞いたところ
「両手が不自由な人が印鑑を彫れるわけがない」
と、こともなげに答えてくれました。
そのとき、なんだか背筋がぞっとしたのを覚えています。
内心,「いくらなんでもそりゃないだろう」と思いました。教科書には答えがついていないので,本当の正解がなんなのかわからないのですが,可能性としては、「印鑑を彫って得られるお金ぐらいで、学校なんか建つはずない」っていうのもありかもしれないけど、いずれにしても障害者を嘘つき扱いするわけだから、この設問がもつ差別性は否定しようがないと思います。韓国社会における身障者差別(→リンク)が、教育に起因するのではないかと思ったものです。
同じく中2の国語教科書
1 次の文を読み、問いに答えよ。
ヒキガエルに美しさとは何かを聞けば、ヒキガエルは、美しさとは、小さい頭に、飛び出た二つの丸くて大きい目玉、広くて大きい口、黄ばんだお腹、茶色などと答えるだろう。
ギニアの黒人に聞いてみよ。美しさとは、黒くて脂ぎった肌、深く窪んだ二つの目と獅子鼻だと答えるだろう。
悪魔に聞いてみよ。彼は、美しさとは、二つの角、四つの爪、一つの尻尾だと答えるだろう。
(1)上の文にでた素材を、あるだけ探せ。
(2)その素材はどんな主題を表すのに役立っているか?
(3)君たちが美しさについて話すとしたら、どんなものを挙げるか、考えよ。
「ヒキガエル」「ギニアの黒人」「悪魔」……。この並べ方っていったいどういう神経しているんだろう。
かのロス暴動が起こったとき、韓国の中学生はこんな教科書で勉強してたわけです。