★阿修羅♪ > アジア8 > 529.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□インド政府 「ミスター・コンドーム」を探せ! [アメーバニュース/ロイター]
http://news.ameba.jp/2007/07/5493.php
インド政府 「ミスター・コンドーム」を探せ!
7月01日 15時23分
引用(0) コメント(7) コメントする
国民にコンドーム使用を促進したいインド政府は、“ミスター・コンドーム”を雇いたいと考えている。国民により安全なセックスを促すことに成功した、タイの元閣僚の例にならいたいという考えだ。
エイズ管理機構(NACO)のスジャータ・ラオ主任は、インドもメチャイ・ビラバイダヤ氏のような人物が必要だと語った。ビラバイダヤ氏は、タイ国民にセックスやコンドーム、エイズについての議論を促すことに成功した人物として有名だ。
インドのタイムズ紙は、ラオ氏の発言をこう引用した。「私たちは、インド独自のミスター・コンドームを真剣に探しています」エイズ問題の調査のためタイを訪問したラオ主任は、訪問を終えてこう語ったという。タイではこの10年でコンドームの使用例が劇的に増え、その効果でHIVの新たな感染者の数が激減している。
「ミスター・コンドームとなる人物は、メチャイ氏のようにエイズ撲滅の大義について情熱を持っていなければなりません・・・HIV/エイズやセックス、コンドームの問題について、政府の政策と国民の理解の両方を変えることのできる、精力的な人物です」
メチャイ氏は、タイで“コンドームの王”として有名になった。世界銀行での協議の場にコンドームを持って行くというパフォーマンスを行ったり、バンコクに自らが所有するレストランに“キャベツとコンドーム”という名前をつけ、内装に大量のコンドームを使ったりしたことで有名だ。
インドでは、セックスやコンドームについてオープンに話し合うことをためらう人が多いが、当局はテレビやラジオ、新聞を通じて、HIV感染リスクの高い人々にコンドーム使用を促そうと狙っている。
インドにはHIVに感染している人が大勢おり、彼らの多くが差別や偏見に直面している。インド政府は来月、28億ドルを投じる新たなHIV対策を発表する予定。この新たな対策では、コンドームの使用促進に重点を置いている。 イギリスの国際開発省は29日、インドのエイズ対策に、5年間で1億200万ポンド(2億400万ドル)を提供すると発表した。最近、“インドのHIV感染症例が世界最大の570件というのはあまりに大げさな見積もりだ”という新たな調査結果が発表されたところだが、それでもインドへの資金提供を倍増させたものだ。世界銀行やアメリカ国際開発庁からの支援も含めると、インドへの寄付総額はおよそ9億ドルに達するのではと見られている。
タイでは、ビラバイダヤ氏の創設したNGO・地域開発協会が今年、ゲイツ財団賞を受賞し100万ドルの賞金を授与された。この賞は、ビル&メリンダ・ゲイツ財団が同NGOに対して、世界の医療に貢献した功績を称えて授与したものだ。
※この記事はロイター通信社との契約のもと、Amebaニュース編集部が日本語に翻訳しています。