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□最新鋭ミサイル高速艇「尹永夏艦」、28日進水 [朝鮮日報]
http://www.chosunonline.com/article/20070629000035
記事入力 : 2007/06/29 11:15:12
最新鋭ミサイル高速艇「尹永夏艦」、28日進水
2002年に西海(黄海)で起きた北朝鮮との交戦(西海交戦)で戦死した尹永夏(ユン・ヨンハ)少領(少佐に相当)にちなんで名付けられた海軍の最新鋭ミサイル高速艇(PKG)1号艦「尹永夏艦」の進水式が28日に行われた。尹少領が乗っていたチャムスリ高速艇に比べはるかに強力な武器と最先端の戦闘システムを備えており、西海の北方限界線(NLL)防衛で主導的な役割を果たす。
海軍は1999年に起きた延坪島沖で起きた交戦(延坪海戦)と西海交戦を教訓に、高速艦1号艦を「尹永夏艦」と命名したのに続き、進水式も西海交戦5周年の前日に当たる28日に行った。初代艦長には延坪海戦の英雄、アン・ジヨン少領(37)=海軍士官学校47期=が任命された。
宋永武(ソン・ヨンム)海軍参謀総長の主管で行われた進水式には、尹少領の父親ユン・ドゥホさん(海軍士官学校18期)をはじめ、西海交戦の戦死者遺族、参戦将兵、軍関係者ら150人余りが出席した。宋参謀総長は祝辞で「6人の勇士の勇戦奮闘で北方限界線は守られており、西海交戦の勝利は『第2の延坪海戦』と定義できる」と指摘した。
今後「尹永夏級」と呼ばれることになる新型ミサイル高速艦は、既存の130トン級チャムスリ高速艇に比べ、重量が440トン級とはるかに大きい。射程距離150キロ以上の国産艦対艦ミサイル「海星」4発を搭載している。
北朝鮮が保有する「オサ‐T級」ミサイル高速艇は排水量171トンで、射程距離46キロのスティックス艦対艦ミサイル4発を積んでいるが、火力面では尹永夏級の方がはるかに優位だ。さらに尹永夏級は、これまで1000トン以上の大中型艦艇に搭載していた口径76ミリ砲(射程距離20キロ余り)も備えている。
また、韓国国内で初めて開発された探索・追跡レーダーを搭載し、電子戦装備などで構成される最新の指揮統制システムも備えている。レーダーに捕捉されにくいステルス機能も持ち、3500トン級韓国型駆逐艦の80%に相当する戦闘能力があるという。この尹永夏艦は来年上半期に実戦配備され、計20隻余りのミサイル高速艦が建造される予定だ。
ユ・ヨンウォン軍事専門記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS