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□「われわれは売春婦ではありません」 [朝鮮日報]
http://www.chosunonline.com/article/20070628000031
記事入力 : 2007/06/28 11:36:52
「われわれは売春婦ではありません」
女性の貧困と暴力をテーマに討論(上)
27日に光州広域市の金大中コンベンションセンターで開幕した「2007光州世界女性平和フォーラム」のハイライトは「多文化主義と女性」「女性の人権と暴力」「世界平和のための女性の役割」など、三つのセッションで進められた国際学術会議だった。世界中から集まった200人以上の女性学者や活動家たちは、世界化による女性のグローバル化とその過程での人権侵害、加速化する貧困に対して熱い討論を繰り広げた。
フォーラムの中心テーマは女性の貧困と暴力だった。「韓国社会でのジェンダーと移住」をテーマに発表した延世大学社会学科の金賢美(キム・ヒョンミ)教授は、エンターテーナー・ビザ(E‐6)で韓国に入国したアジアの女性たちが受けている人身売買性の暴力の事例を紹介し、会場には衝撃が走った。
「E‐6ビザで入国する女性たちは、契約時には客と話をして踊って酒を飲むのが仕事という説明を聞いてやってくるが、実際に韓国に着くと店の主人に強要されセクシーダンス、テーブルサービス、性的サービスなどあらゆる種類の労役に従事させられるケースがほとんどだ」と訴えた。実際にロシアでファッションデザイナーとして働いていたある女性は、2002年に合法的なビザで韓国に入国したが、入国と同時に釜山のあるナイトクラブに送られ、1年で12カ所の店に強制的に転々としながら身体的・経済的搾取を受けた。人種差別も蔓延している。フィリピン女性がクラブで割り当てられたジュースを販売できなければ「英語とダンスは上手いが汚らしくてのろい」、旧ソ連の女性なら「共産主義白馬あるいはナターシャ」などの侮辱を受ける。金教授は「エンターテーナーを売春婦として取り扱う韓国人の考え方に深刻な心理的ダメージを受けている女性から直接話を聞いた。客の前で歌を歌いダンスを踊るのが仕事なのに、服の中に手を入れようとしながら執拗に次のサービスを要求されため、ある女性は下着にケチャップをつけて生理中だとして逃れるほどだ」と明らかにした。彼女たちの労働権を守る義務がある政府に対しても、金教授は「政府による管理・監督体制の不十分さが移住女性に対する強制的な性売買の現実を放置している」と非難した。
フォーラムでは、多文化社会の虚構をあばく声も多かった。移住女性人権センターのハン・グクヨム所長は「昨年4月の大統領諮問会議が結婚移民家族の社会統合支援政策を発表するなど、多文化家族政策は国政の課題として浮上しているが、その中心である女性移民者は売買婚や家庭内暴力に今もさらされ、混血の子供たちは相変わらず学校や社会で差別を受けている」と主張した。
光州広域市=金潤徳(キム・ユンドク)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS