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□【記者手帳】北朝鮮大使館のおかしな会見 [朝鮮日報]
http://www.chosunonline.com/article/20070627000039
記事入力 : 2007/06/27 12:12:55
【記者手帳】北朝鮮大使館のおかしな会見
25日夜、北京の北朝鮮大使館は外国の特派員らに対し、「明日午前9時、大使館で緊急記者会見を行う」と伝えた。緊迫度が増す北朝鮮の核問題に関する発表を予想していた各国の記者約80人は翌朝、1時間前から大使館の外に長蛇の列を作った。
ところが予想は大きく外れた。大使館は「これから、日本に強制的に連行された都秋枝(ト・チュジ)さん(58)の記者会見を開きます」とアナウンスしたのだ。
記者たちの前に現れた中年の女性は、1949年に日本で生まれ、15歳のときに在日朝鮮人の帰国事業で北朝鮮に渡り、現在は5人兄弟の母親だという。ところが、「2003年10月、悪い人たちにそそのかされ、豆満江を越えて中国に渡ったところで無理やりジープに乗せられ、日本へ連れていかれた」と彼女は語った。
そして「日本ではただ子どもたちに会いたいという一心で、酒と睡眠薬におぼれる毎日でした…北朝鮮では“苦難の行軍”(1990年代中盤の食糧不足)のときにも幸せだったのに…」と涙ながらに語り、「日本は子どもが親を殺すような国だ。人間の住む所ではない」と語気を強めながら非難した。
今月21日に日本を脱出したという彼女は最後に「歌を1曲歌う」と言った。そして「ああ、将軍様のおかげで‐わたしたちは一つの家族、将軍様の家族です」と歌った後、記者の質問にも答えず足早に会見場を後にした。
2年前の05年4月にも、北京の北朝鮮大使館で記者会見が開かれた。このときも「核問題に関する発表」を予想して集まった記者たちは、「日本人に拉致された」という安筆花=日本名・平島筆子=さん(69)のメチャクチャな主張を聞かされた。安さんはこの時、「将軍様の家族です」という歌の代わりに「将軍様、万歳!」と叫んだ。
北朝鮮は日本が自国による「日本人拉致問題」を追及し続ける中、「われわれも被害者だ」と主張しようとしているのかもしれない。だが、そうした主張が説得力を持つには、少なくともなぜ拉致が行われたのか、どうやって「脱出」し、どこで生活していたのか、詳しく説明するべきではないだろうか。2年後に同じような「異常ずくめの記者会見」を見させられた外国の特派員たちは皆苦りきった様子だった。
北京=李明振(イ・ミョンジン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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北朝鮮「2003年に日本が北朝鮮女性を拉致」 [朝鮮日報]
http://www.asyura2.com/07/senkyo36/msg/1257.html
投稿者 white 日時 2007 年 6 月 26 日 13:39:30: QYBiAyr6jr5Ac
□安筆花 [フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』]
安筆花
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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安筆花(アン・ピルファ、1938年11月24日 - )は元日本国籍の北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)人。東京都葛飾区生まれ。日本名平島筆子(ひらしまふでこ)。
1959年12月の帰国事業で在日朝鮮人の夫とともに北朝鮮に帰国、2003年1月に来日した。北朝鮮を脱出し日本に帰国した日本人妻で初めて名前を公表し、テレビ朝日「報道ステーション」などに出演して北朝鮮に残した家族の救出を訴えた。しかし、2005年4月18日に北京の北朝鮮大使館で記者会見し、北朝鮮に帰国する意思を表明した。
この会見で、朝鮮語で話した安筆花は、日本(とりわけ自民党と公明党)を批判し、北朝鮮を賛美した。家族に会いたい思いが募り、北朝鮮に帰国する決心を固めたと思われる。この会見の翌日に安筆花は北朝鮮に帰国した。
後に帰国のための旅費を工面したと衆議院議員の平沢勝栄が証言したが、安筆花の中国にいる家族に会いたいとの要望を受け、中国への航空券を手配しただけで、北朝鮮への帰国は予期していなかったとしている。また帰国後に安筆花の名で平沢に手紙が送られており、その中で日本人に騙されて来日し、そして家族が恋しくなり自分の意思で帰国したこと、現在は幸福に暮らしているなどと主張した。北朝鮮事情に詳しい関係者の中には、安筆花の来日は日本の北朝鮮政策に関する情報を集めるためだったとの見方が強い、と唱える人もいるそうだ。
北朝鮮事情に詳しいジャーナリストの恵谷治は安筆花の帰国について、「安筆花は帰国後に北朝鮮の公安の尋問を受け、日本の北朝鮮政策や北朝鮮に批判的な日本人、北朝鮮に批判的な団体についての情報を喋ってしまった可能性が高い。脱北者を支援する団体の活動の妨げにならなければいいが」と話している。