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中国・国家開発銀、香港で人民元建て債券を発行へ【日本経済新聞】
【香港＝吉田渉】中国の政策銀行、国家開発銀行は26日に香港で記者会見を開き、人民元建て債券を同地で発行すると発表した。中国本土以外で発行する初の人民元建て債券となる。発行額は上限50億元で、発行日は７月12日。中国銀行、建設銀行など複数の商業銀行も近く発行を計画している。中国政府は人民元の国際化に向け、まず香港で人民元業務を拡大する方針だ。
国家開発銀が発行する債券の期限は２年間で、表面利率は３％。人民元相場の上昇が見込めるため、実質的には年間８％前後の利回りが見込めるとされている。購入の最低単位は２万元。ＨＳＢＣなど香港に拠点を置く14行で27日から受け付ける。
当初は中国銀の発行が先行するとみられていたが、政策銀を優先して市場の反応をうかがう方針に転換したもようだ。記念式典に参加した香港特別行政区政府の唐英年財政官は「人民元建て債券の発行で、人民元の国際化に向けた実験が一層進む」と述べた。(21:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070626AT2M2602826062007.html
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