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□起亜自「シード」、欧州で各誌大絶賛のワケ [朝鮮日報]
▽起亜自「シード」、欧州で各誌大絶賛のワケ(上)
http://www.chosunonline.com/article/20070625000068
記事入力 : 2007/06/25 17:16:41
起亜自「シード」、欧州で各誌大絶賛のワケ(上)
起亜自動車のヨーロッパ戦略車種である「シード」が、ヨーロッパ市場でのデビューを無事成し遂げた。
ドイツ、英国、フランスをはじめとするヨーロッパの自動車関連有力誌が、相次いでシードに対する好意的な記事を掲載しているほか、今年3月以降の月間販売台数も6000台規模にまで膨れ上がるなど、販売面でも好調さを維持している。ひとまずは「現地メディア」の関門を突破し、「初期販売」でも無難な実績を残したというわけだ。
排気量が1400−2000cc(ガソリン車基準)の「シード」が属するヨーロッパのCセグメント(4人乗りのセダンで、主に全長が4500ミリ以下の車種を指す。米国ではコンパクトカーと呼ばれている)市場には、フォルクスワーゲン・ゴルフ、トヨタ・カローラ、フォード・フォーカス、プジョー・307、オペル・アストラなど、人気モデルがひしめき合っている。こうした激戦区でのデビューを華々しく飾ったシードは、今後厳しい市場争いを勝ち抜いていくための自信を得た、というのが国内外の自動車専門家たちの見方だ。
▲ヨーロッパ各国のメディア、絶賛記事を相次いで掲載
起亜自がシードをヨーロッパ市場で発売したのは、今年1月のこと。ベルギーとアイルランドを皮切りに、フランス、オーストリア、チェコ、ハンガリーなど徐々に市場を拡大していったほか、2月に入ってからはドイツ、英国、イタリアなど西ヨーロッパ市場にも進出した。また、今年4月からは、セミノックダウン方式(SKD)によるロシア向け輸出にも乗り出した。
シードは発売開始を前後して、ヨーロッパ各国のメディアから相次いで好評を得た。英国の自動車専門誌「オートカー」は昨年12月6日、フォード・フォーカスとシードを比較試乗し、それぞれに対する記事を掲載。「シードの方が現代的で室内空間も広く、乗り心地もいい」と評価した。ちなみにフォード・フォーカスは英国のCセグメント市場でトップをいく人気車種だ。
また、英国のファイナンシャル・タイムズ紙も2月9日付で「デザインや走行性能などの面でライバル車種に匹敵するほどの商品性を備えており、内装や品質、仕上げの面でもヨーロッパ車の水準を上回っている」と称賛した。さらに、「ここ20年間にわたり、日本の自動車メーカーとの競争で出遅れていた西ヨーロッパの自動車メーカーが、いまでは韓国・起亜自の挑戦まで迎え撃つようになった」と報じた。
このほか、今年4月には、ドイツの自動車関連有力誌「オートビルド」が実施したCセグメント9車種の比較評価で、フォルクスワーゲン・ゴルフとともに1位タイを占めた。広い室内空間や先端装置、安全装置などの面で、ライバル車種に比べて高得点を獲得したのだ。
崔有植(チェ・ユシク)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
▽起亜自「シード」、欧州で各誌大絶賛のワケ(下)
http://www.chosunonline.com/article/20070625000069
記事入力 : 2007/06/25 17:17:41
起亜自「シード」、欧州で各誌大絶賛のワケ(下)
▲3月以後、月間販売台数で引き続き6000台を突破
一方、販売実績の面でも、発売開始直後から依然として好調さを保っている。ヨーロッパの一部の地域だけで販売されていた1、2月は、月間販売台数が2000−3000台にとどまっていたものの、3月には6492台の販売を記録。以来、月間販売台数で常に6000台を上回るという快挙を成している。
また、スロバキア工場の出庫台数も、月に1万2000台前後を記録している。出庫された車が100%販売されるといった保障はないが、利益に敏感なヨーロッパの起亜自のディーラーは、シードの未来性を楽観し保有台数を増やしていることから、これも肯定的な要素といえる。
起亜自の生産車種の中で、ヨーロッパ市場で月に6000台以上の販売を記録したのは、2005年のピカント(韓国名モーニング)に続き、シードが2番目となる。しかし、シードは2万ドル(約248万円)以上の中型車種であるため、その意味合いはさらに大きいといえる。
実際、シードは同時期に発売されたフィアットの新車「ブラボー」よりも月に1000台以上多く売れている。一方、現代自エラントラ(韓国名アバンテ)のヨーロッパ市場での月間販売台数は、わずか1000台ほどにとどまっている。
▲月間販売台数1万台突破を
シードがヨーロッパ市場での立地を踏み固めていくためには、月間販売台数で1万台を突破する必要があるとされている。
起亜自は来月にもシードのスポーツワゴン・モデルを、年末には3ドアタイプのプロ・シードをそれぞれ発売する計画だ。これは、現在販売されているハッチバックの単一モデルでは販売増加に限界がある、との考えからだ。
これについて、起亜自ヨーロッパ地域担当のイ・ヒョングン本部長は「二つのモデルが加われば、下半期の月間販売台数は9000台を突破するものとみられる。特にイタリアでは販売目標を達成するなど、西ヨーロッパ市場の攻略が本格化してきている」と話した。
こうしたことを踏まえ、起亜自は、新車効果が本格化していく来年には年間12万台、09年には年間15万台にまでシードの販売台数を増やし、ヨーロッパのCセグメント市場で3.4%台の市場シェアを獲得するとの戦略を打ち出している。
韓国投資証券アナリストのソ・ソンムン氏は「ひとまず西ヨーロッパの主力市場でのデビューは成功したといえるだろう。しかし、この成功を不動のものにしていくためには、月間販売台数の面で少なくとも1万台の大台は突破しなければならない」と語った。
崔有植(チェ・ユシク)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS