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中国、CO2最大排出国に オランダ機関発表、新たな削減枠急務【中日新聞】
2007年6月21日 朝刊
【ロンドン=池田千晶】オランダの政府系環境評価機関MNPは十九日、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の二〇〇六年の排出量で、中国が米国を抜き世界最大となったとする調査結果を発表した。
今月上旬にドイツで開かれた主要国首脳会議(サミット)では、五〇年までにCO2を含む温室効果ガスの半減を検討することで合意している。中国が米国を超えるのは数年先とされていただけに、慎重姿勢の中国を含めた枠組みづくりが、急務となっている。
MNPは、英石油大手BPと米地質調査所のデータを基に、石油や石炭などの化石燃料の燃焼時と、セメント生産過程のCO2排出量を算出。その結果、石炭需要の大幅な増加などにより中国の排出量は六十二億トンに上り米国を8%上回った。ただ、一人当たりの排出量は米国の四分の一、英国の半分にとどまる。
メタンなど他の温室効果ガスはデータに含まれていないが、それらを加えた温室効果ガス全体でも、中国が世界最大となったとみられる。
http://www.chunichi.co.jp/article/economics/news/CK2007062102025855.html