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北 大都市で成形流行…‘胸拡大手術’も人気
[東部地域の生活実態調査] 保健按摩後, 3万ウォンで性売買も可能
金栄振特派員=延吉, 梁貞兒記者
[2007-06-12 15:25 ]
▲ 二重まぶたの手術をした美女応援団 c。連合ニュース
最近北朝鮮で、顔の成形や肌の美容の管理が、富裕層の間で大きな人気を呼んでいると伝えられた。
デイリーNKが実施した北朝鮮東部地域の生活実態の調査から、按摩部屋、蒸風呂、美顔(成形及び肌の美容管理)業などが盛んであることが分かった。
こうした美容関連業は、咸境道清津をはじめとし、咸鏡南道の咸興、江原道の元山など、比較的規模が大きな大都市を中心に盛んであるという。これは北朝鮮で商売を通じた新興富裕層が現れたことによるものと思われる。
新義州や平壌の女性たちの間で流行った肌の管理と成形手術熱風が、この数年で、内陸地方にまで広がったようである。
二重まぶたの手術や眉毛の入れ墨などは成形外科や美顔(違法)手術などで比較的簡単にできるため、若い女性たちの間で人気があった。
成形手術の費用は二重まぶた手術の場合、片方で2004年には北朝鮮の貨幣で500ウォン、2006年以降は1500ウォンだった。北朝鮮のウオンの為替は最近1ドル約2980ウォンだ。
この頃は二重まぶたの手術に続き、一部の大都市の富裕層の女性たちを中心に、‘胸の拡大手術’まで流行っているという。豊胸手術の流行は北朝鮮の富裕層の女性たちの間でも、美に対する関心が大きく高まっていることを示すものだ。
◆ 大都市中心に'按摩部屋'が盛況 = 中国式保健按摩は1時間で北朝鮮の貨幣1万ウォンほどで、2~3万ウォン出せば、マッサージをする女性たちと即席の性売買も可能だと伝えられた。北朝鮮で性売買は違法だが、既に慣行となっていると、現地消息筋が伝えた。
今回の実態調査は、5月下旬を基準に、咸境道金策市、清津市、咸鏡南道タンチョン市、咸興市、江原道元山市など、5つの都市の物価の調査を中心に行われた。
調査の結果、東部地域で生活水準が最も高い地域は江原道元山であるという結果が出た。元山が比較的生活水準の高い原因は、日本との交易の中心地の役割を果たしてきたからだ。
中朝貿易の代表が新義州だとしたら、日本との交易は元山がその役目をしてきた。しかし最近、日朝貿易の遮断で深刻な打撃を受けていることが分かった。
元山の高級食堂は中国式サービスを導入、内部を高級感あふれるインテリアで飾り、お客が入って来たら‘いらっしゃいませ’と言って積極的なサービスをしているという。
それ以外にも、元山では日本の中古品が沢山取り引きされてきた。電気釜やミシン、扇風機、テレビなど、日本の中古品が大っぴらに取り引きされ、他の地域に比べて価格も安い。
2~3人用電気釜の新製品は13~15万ウォン、扇風機の新製品は7~8万ウォン、ガスレンジの中古が15~20万ウォン、テレビの中古品が20~25万ウォン、平面テレビは35万ウォン以上で取り引きされている。
電気事情も非常に良く、24時間始終電気が供給され、咸興よりも電気の供給がよいことが分かった。
また元山にある'105工場'(家具製作工場)では、中央党に納品する家具を専門的に製作しているが、価格に比べた品質が北朝鮮では最高水準であるという評価を受けている。
清津も工業品の価格が比較的安い方だが、中国産カラーテレビが20~25万ウォン、平面テレビの新製品が35万ウォンで取り引きされている。日本から輸入された中古自転車は10~15万ウォンで売れている。
清津では最近、タクシーが沢山増えたが、価格が高くて利用する人は多くないという。4km程度移動するのに約5千ウォン出さなければならないという。タクシーは中国の中古タクシーや、寿命がきて廃棄しなければならない自動車を輸入して運行している。
◆ 米の価格は小幅上昇 = 咸興地域では清津よりもタクシーの料金が高い。タクシーの利用客が多くないので、市内の中心部を脱して外郭に出る時は往復料金を支払う。
清津では冬からはしかやしょう紅熱などの伝染病が広まり、ペニシリンの価格がかなり上がった。中国産のペニシリンは品質が悪いと噂が立って手に入りにくく、北朝鮮産のペニシリンは1個500ウォンで市場で売られている。
生活水準が低い地域は、咸境道の金策市と咸鏡南道のタンチョン市をあげることができる。他の地域よりも市場の規模が小さく、売られている品物の種類も限定されているという。按摩部屋や蒸風呂なども存在しない。医薬品の価格も非常に高いそうだ。
金策ではくぎの価格がとても安いのが特徴だ。金策のソンジン製鋼連合企業所で鉄をとかしてくぎを生産するが、会寧で1kg2,200ウォン~2,500ウォンで売れるくぎが、金策では1,200ウォンで売られている。
しかし重くて包装しにくく、住民たちの需要も多くなく、他の地方で売られることはほとんどないという。
タンチョンでは果物の価格も非常に高くて 、キロ単位で売らずにばらで販売している。りんごは中くらいの大きさのもの1個が800ウォンもする。
一方、北朝鮮の東部地域の米の価格は、春窮期の後半である5月下旬に小幅上昇している。低所得層の主食であるとうもろこしの価格はあまり変化がない。
デイリーNK
http://www.dailynk.com/japanese/read.php?cataId=nk00500&num=747