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悪役的『中国海賊』に不快感 当局が一部カット映画『パイレーツ〜』【東京新聞】
2007年6月16日 夕刊
【北京=平岩勇司】世界的に大ヒットしている米ディズニー映画のシリーズ完結作「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」の中国上映版で、香港映画スターのチョウ・ユンファ(周潤発)さん演じる海賊船長の登場シーンが「中国人を侮辱している」との理由でオリジナルの二十分間から半分にカットされていたことが分かった。国営新華社通信が十五日伝えた。
カットされたのは、中国の海賊船長が一目ぼれしたヒロインに中国の有名な詩を朗読する場面など。中国国家ラジオ映画テレビ総局の担当者は「わが国の実情に合わせ、適切な規制をした」と述べている。同通信は「船長ははげ頭で、傷あとだらけの顔に長いひげ姿。ハリウッドに伝わる悪魔的な中国人のイメージそのままだ」との中国映画雑誌の文章を引用している。古典的な「悪役中国人」の設定に当局が不快感を示したとみられる。
このカットについてインターネット上では「チョウの役割がよく分からない」という市民の不満の意見が広まっている。
中国では昨年、トム・クルーズさん主演のスパイ・アクション映画「ミッション・インポッシブル3」が「(同映画の舞台となった)上海にマイナスイメージを与える場面が多すぎる」として上映を延期する措置が取られた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2007061602024690.html