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2007/06/15-18:53 強制労働379人を救出=子供を誘拐、悲惨な実態−中国山西省
【北京15日時事】中国河南省で誘拐され、山西省の闇のれんが焼き工場で強制労働させられる子供や労働者の悲惨な実態が社会問題化する中、河南、山西両省は15日までに労働者や未成年者379人を救出した。中国各紙が伝えた。ただ、1000人以上が誘拐されたとされる子供のうち、救出は一部にとどまっており、公安当局などは数百に上る山西省の闇工場の全容解明を急いでいる。
(時事通信社 - 06月14日 15:10)
【北京14日時事】14日付の中国紙・新京報などは、中国河南省鄭州市から1000人以上の少年が山西省にある闇のれんが焼き工場に連れて行かれ、強制労働させられていると伝えた。少年は食事を十分に与えられず、1日14時間以上も労働し、少しでも怠けると、頭から流血するほどれんがで殴られる過酷な状態に置かれているという。
少年は鄭州市の駅などでだまされ、れんが工場の集中する山西省臨汾市や永済市に連れて行かれ、500元(約8000円)で売られた。最年少は8歳で、7年間働かされた少年もいた。
自分の子供が悲惨な労働を強いられている父親約400人がインターネット上で救出を求めたのを契機に、河南省政府は事態を重視し、公安当局も行方不明者の実態把握や誘拐犯罪組織について捜査を本格化している。このネットには6日間で58万件のアクセスがあるなど、反響が広がっている。
[時事通信社]
<中国>誘拐児1000人以上、レンガ工場で強制労働
(毎日新聞 - 06月15日 18:41)
【上海・大谷麻由美】中国山西省臨汾市の複数のレンガ工場で、誘拐された子供たち1000人以上が強制労働をさせられた上、虐待を受けていると、中国各紙が15日一斉に報じた。
子供たちは国内各地で誘拐され、レンガ工場に500元(約8000円)で売られていた。両足をやけどしたり、手の指を鉄製の器具で縛られた子供たちもいた。粗末な身なりで荷車を引き、夜は脱走できないように監禁されていた。
事件は子供が行方不明になった河南省の親400人が、レンガ工場から子供の救出を求める連名の声明をインターネットで発表し、同省の地元テレビ局が調査報道を行って明らかになった。
山西省では4年前にも同様の事件が発覚した。背景には、地元府、公安当局、企業の癒着が指摘されている。
中国政府も事態を深刻に受け止め、胡錦濤国家主席の指示で15日には、警官約5000人が捜索に出動。これまでに、知的障害者を含む成年、未成年の労働者計約380人を保護し、工場経営側の約120人を拘束した。