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□カンヌで注目集めた金正日プロデュース作品の中身とは [ZAKZAK]
http://www.zakzak.co.jp/gei/2007_06/g2007061515.html
カンヌで注目集めた金正日プロデュース作品の中身とは
河瀬直美監督の「殯(もがり)の森」がグランプリに輝くなど、東洋が脚光を浴びた先月のカンヌ国際映画祭。そのカンヌに、ひそかに北朝鮮の大ヒット映画が初参加し、多くのバイヤーから注目を集めていた。
映画は重病説もささやかれる金正日(キム・ジョンイル)総書記(65、顔写真、AP)がプロデュースし、800万人の北の市民が涙したとされる「ある女子学生の日記」。
映画のテーマはズバリ父子愛。科学者を目指す女子学生スリョンは、理系の大学に進学するか否か、悩む。工場の開発を担う父は仕事人間。大した昇進もせず、家族は貧乏を強いられている。
だが、母のがん闘病をきっかけに父を呼び戻しに行ったスリョンは、「自分の代でできずとも次の代で成功する」という父の信念に感動、同じ道に進むことを決意する。脚本と編集は金総書記が担当したとされ、「世襲を肯定するプロパガンダ映画と取れなくもない」(北朝鮮ウオッチャー)内容だ。
カンヌでは地元紙で複数にわたり全面広告を掲載し、各国バイヤー向けに行われた3回の試写会は、いずれも満席に近い状態だったという。
「100席足らずの会場だが、深夜に近い上映時間なのに異例の客の入り。カンヌでは、最近ようやく韓流が注目されだしたので、その流れもあったのか。配給は、日本などアジア映画をメーンに扱うフランスの会社が手がけている」(現地取材した映画評論家)
広告には英語で〈北朝鮮から上陸した初の映画〉〈北朝鮮で800万人がみた〉と活字が躍る。北朝鮮の人口は2250万人(2003年現在)だから、本当なら3人に1人が見た勘定になる。
昨年11月ごろ、平壌を訪れた在日朝鮮人によると、「市内の少なくとも3つの映画館で行列ができていた。『女子学生−』目当てで、8月の封切りからずっとこういう状態らしい」という。
カンヌの成果か、フランスでは今年11月から20館でロードショーが決定。日本の会社も買い付けを検討中だが「国民感情もあり、公開できたとしても小規模だろう」(映画ライター)。
コリア・レポート編集長の辺真一氏は、作品の背景をこうみる。
「日本でいう『ALWAYS 三丁目の夕日』みたいなノスタルジックな映画です。有名な監督ではなく、新人に近いのではないか。今までの映画とはレベルが違う。金総書記が相当、作り直しを命じたようで、北朝鮮の代表作といってもいい。これは金総書記が相当、期待をしたと思います」
英紙に「27メートルしか歩けないほど健康状態が悪化している」と報じられた金総書記。道楽の前に、もっとやるべきことがあるはずだ。
ZAKZAK 2007/06/15
▽関連記事
金総書記、健康悪化で27メートルも歩けず=英紙(朝鮮日報)
http://www.asyura2.com/07/asia8/msg/331.html
投稿者 gataro 日時 2007 年 6 月 11 日 12:09:10: KbIx4LOvH6Ccw