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□独自技術で世界を駆ける「最先端兵器」大国コリア [朝鮮日報]
▽独自技術で世界を駆ける「最先端兵器」大国コリア(上)
http://www.chosunonline.com/article/20070527000009
記事入力 : 2007/05/27 11:33:38
独自技術で世界を駆ける「最先端兵器」大国コリア(上)
【特集】韓国防衛産業の現在(2)
先月25日、記者は慶尚北道亀尾市のLIGネクスウォン(旧ネクスウォン・フューチャー)第2工場を訪れた。外部から目立たない洛東江そばの山のふもとに位置する工場入口では、警備員らが厳重な警備を行っていた。
各種の最新型ミサイルを生産しているこの工場では、それに相応して保安も徹底している。200坪余りの規模の工場出入口に入るとすぐに携帯電話を「押収」されるが、これはミサイル製造工場の違法撮影を防ぐための措置だ。続いて、入口の壁の銅板に手を当てさせられたが、これは静電気を防ぐための措置だという。入口奥には最終組み立て工程をほぼ終えた対空ミサイル「天馬」10発が並んでいた。会社関係者は「ここに記者が立ち入るのは初めてのこと」と話した。
天馬は装甲車両に装備され、10キロ離れた場所にいる敵航空機の撃墜が可能なミサイル。韓国国防科学研究所(ADD)とLIGネクスウォンが共同開発し、2001年以降第一線の部隊に配備されている最新型兵器だ。1発当たりの価格は約3億ウォン(約3900万円)。長さ2.6メートル、重さ86キロの大きさにもかかわらず、マッハ2.6の速度で敵航空機を追跡、撃墜するために1万点余りの部品が使用される最先端技術の結晶だ。天馬生産管理課のイ・ファンドン課長は「1発の天馬ミサイルを製造するのに1カ月半程度の時間がかかる」と説明した。
工場内では、20人余りの職員らが精密組み立てや塗装、最終点検などの工程に没頭していた。これらの職員は、大部分が10年以上のキャリアを持つベテランたちだ。ミサイル前部の弾頭には、破片で航空機を破壊する鉄球2000個余りを含む本物の爆薬が搭載されているため、安全を最優先にした作業を行っているという。また塗装作業は、真夏には40度を超える環境の中で作業が行われる。
亀尾=ユ・ヨンウォン記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
▽独自技術で世界を駆ける「最先端兵器大国」コリア(下)
http://www.chosunonline.com/article/20070527000010
記事入力 : 2007/05/27 11:34:25
独自技術で世界を駆ける「最先端兵器大国」コリア(下)
【特集】韓国防衛産業の現在(2)
天馬組み立て工場から500メートルほど離れた場所には、韓国産艦対艦ミサイル「海星」の組み立て工場があった。記者が工場に入ると、150キロ余り離れた場所にいる敵艦艇を撃沈することが可能なミサイル4発が最終組み立て工程を待っていた。このミサイル1発を製造するのには3カ月を要するという。
海星は、30キロ離れた場所にいる小型漁船を捕捉するほどの鋭敏な「目」(マイクロウエーブ・レーダー)を備えている。また、海上すれすれを飛行する技術は、長距離クルーズ(巡航)ミサイル開発にも活用できる最先端ミサイルだ。
続いて、第1工場の携帯用対空ミサイル「神弓」に使用されるシーカー(目標捜索装置)製造工場。神弓シーカーは、敵航空機の熱などを追跡し、ミサイルを命中させる一種の電子の目だ。長さ30センチにもならない小さな製品に1000点余りの部品が使われている。また、製造には1000分の1以下の精密度が要求されるため、空気清浄施設内で作業が行われていた。
戦略企画チームのクォン・ビョンヒョン部長は「神弓シーカーは、2キロ離れた場所のタバコの火を捕捉する能力を有している。また小さなネジの部品は、海苔巻きに使われるゴマ粒程度の大きさしかないため、顕微鏡を見ながら作業しなければならないほどの高度な精密性が要求される」と説明した。
LIGネクスウォンは、これらのミサイル以外にもペクサンオ、チョンサンオ、ホンサンオなど各種の魚雷、「玄武」地対地ミサイルや「天龍」などの巡航ミサイル、各種レーダーや電子戦装備、港湾監視システム、通信装備などを製造している。また、2000人近くいる従業員のうち、研究開発分野の従事者が37%を占め、韓国の防衛産業関連業者の中で研究開発人員の比重が最も高い。
亀尾研究所のイ・ドンジュ所長は「昨年、4224億ウォン(約552億円)の売り上げを記録したが、今後“海星”“神弓”などの最先端兵器の輸出に力を入れ、3年後の2010年に売り上げ1兆ウォン(約1300億円)を達成することが目標」と語った。
亀尾=ユ・ヨンウォン記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS