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□世宗大王艦:先進国が驚くイージス艦を建造した現代重工業 [朝鮮日報]
http://www.chosunonline.com/article/20070526000021
記事入力 : 2007/05/26 11:58:42
世宗大王艦:先進国が驚くイージス艦を建造した現代重工業
事業指揮した特殊船事業部の林盤雄常務
韓国製イージス艦第1号となる「世宗大王艦」を建造した現代重工業特殊船事業部の林盤雄(イム・バンウン)常務=60=は「進水式が近づくにつれ緊張で眠れない夜が何日も続いた」と述べた。
予備役の海軍中将だった林常務は、2003年8月に現代重工業に入社し、韓国海軍の宿願だったイージス艦建造計画に参与した。林常務は04年に現代重工業がイージス艦を受注して以来、その後のすべての事業を陣頭指揮した。
林常務は「韓国海軍最初のプロジェクトで試行錯誤と困難も多かった」とこれまでの心労を明かした。そして「今日の進水式は世界最強の海軍へと発展するまた1つの礎石となる偉大な出来事」と評価した。とりわけ、最近やっと試製艦を送り出した韓国が先端造船技術の粋を集めたイージス艦の建造期間を米国や日本など、すでにイージス艦を数隻保有する先進国よりも1年以上短縮させたことは、世界の海軍史に記録される快挙だという。世宗大王艦は2004年11月の受注から来年末に納品されるまで、建造期間は49カ月(4年1カ月)と予想されている。一方米国などはこれまで平均62カ月から64カ月を要している。林常務は「これはハードウェアであるプラットフォームの製造から先端装備であるレーダーの設置まで試行錯誤を最小限に抑えたため。世界最高の現代重工業の造船技術があったからこそ可能だった」と評した。林常務はまた、韓国技術陣が世宗大王艦の基本設計からプラットフォーム製作までを担当し、搭載されたミサイルなど多くの最新兵器も国産化しイージス先進国を驚かせた点も快挙だと述べた。
林常務は「これらの成果に最も驚いたのは、世宗大王艦の兵器システム搭載を担当した米国のロッキード・マーティン社の関係者だ」と語った。同社からは「今後現代重工業がイージス艦のプラットフォームを建造し、ロッキードが兵器システムを搭載するという共同作戦で世界のイージス艦市場を攻略しよう」との提案も受けているという。すでに一部の国への共同輸出計画が具体的に検討されているという。
その一方で林常務は「今後解決すべき課題も多い。とりわけ当局の支援システムが装着されておらず、事業推進の効率性に問題があるのが残念だった。実戦配備に備えた運用能力と独自の兵器システムの確保なども課題だ」と話す。
金学賛(キム・ハクチャン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS