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□【社説】中国という国家、どう見るべきか [中央日報]
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=87686&servcode=100§code=110
【社説】中国という国家、どう見るべきか
中国船舶によって沈没した韓国のゴールデンローズ号事件に対する韓中政府の対応は見苦しい。事故が起こってから10日近くたつが、わずかに行われていることといえば行方不明者を捜すための船体捜索だけだ。まるで「何があったのか」といわんばかりの中国側ののんきな対応と、それに抗議ひとつできずにただ眺めているばかりの韓国政府の無気力症に怒りを覚える。行方不明者の家族たちが中国で断食闘争までするのを見ればその心情が理解されるというものだ。
事件以後、中国側の該当の船舶と政府が見せた対応措置は、果たして中国という国家が21世紀の文明の世界の一員なのかと疑問を投げるほどだった。仮に今回の衝突はあまりに突然のことだったとしても、許されない行動をしでかしたと分かったらどうであれ謝らなければならなかった。それにもかかわらず中国政府は「双方の責任」というなど居直っている。我が政府に遅くに知らせたことも「何がいけないのか」という反応を見せた。
韓国政府の対応も情けないことは同じである。特に中国政府が、事故地点が領海だとわかると救助船派遣を中止した処置は理解できない。領海というのも中国の一方的主張であるだけだ。救助船の目的が何かは中国もよく分かっている。それでも自国民の生命が危機に処しているのに中国政府の一言でそれほどまでに順従してしまうのか。米国に見せたこの政権の「自尊」はどこに行ったのか。
これまでこの政権は「米国より中国ともう少し友好的な関係を結ぶ」という意志を見せてきた。実際に「海上捜索救助協定」など韓中間には緊密なチャンネルのあるように宣伝してきた。しかしそんな宣伝はからっぽだったことが如実に表れた。今回のことをうやむやにすることができないのは、まさにこうした理由があるからだ。
何より政府は今回の事件を、中国という国家に対する認識を再整備するきっかけにしなければならない。外交は一方的に成り立つものではない。善隣も重要だが、経済成長や軍事力強化でますます傲慢になる中国にどう対処するのか、政府は真剣に悩まなければならない。
2007.05.22 07:25:14