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□吉野家クギ騒動…実は“被害少年”の自作自演だった [ZAKZAK]
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_05/t2007051819.html
吉野家クギ騒動…実は“被害少年”の自作自演だった
大手牛丼チェーン、吉野家の香港にある店舗で現地の少年(17)が「ご飯の中に釘が入っていて飲んでしまった」と訴え、大衆紙が報じるなど大騒ぎ。だが、すべては賠償金目当てだった少年の自作自演と判明。大迷惑を被った吉野家は「間違いでよかった」と胸をなで下ろしている。
騒動は香港の有力大衆紙「蘋果日報(アップルデイリー)」がこのほど、1面で「釘呑少年 被捕(逮捕)」と報じた。同紙によると、少年が吉野家を訪れたのは先月27日。少年は現地オリジナルメニューのサーモンとびっこ丼を一口食べたが、「釘が入っている」と店員に訴えた。
実際にご飯の中から約3センチの細い釘が数本、発見されたほか、少年が「釘を飲んだ」と主張したため、大事をとって店員が近くの病院に少年を入院させた。
少年はご飯の中に混じる釘を携帯電話のカメラで撮影。決定的瞬間の写真の提供を受けた地元紙は「吉野家で釘混入」と大々的に報道した。少年は病院で「入院費用の支払いぐらいは(吉野家に)してもらいたい」「おなかが減った」などと話していたという。
同店は香港警察と保健所に通報。この際、吉野家側は警察の調べに「釘混入の可能性は極めて低い」と説明した。
今月2日、少年は釘の摘出手術を受け、成功した。だが、数カ月前にも別の飲食店で異物混入を訴え、賠償金を得ていたことや窃盗など前科2犯で相当なワルガキだったと発覚。このため同日、病院を訪れて追及した捜査員に「自分で入れました」と自供したため、詐欺容疑で逮捕となった。
蘋果日報によると、少年は「吉野家が賠償責任保険で大金をくれると思っていた」という。
モウたまらん騒動に巻き込まれた吉野家ディー・アンド・シー(東京)は「事件はこちらでも把握している。少年からの具体的な金銭の要求はなかった。こちらも対応で相当、引きずり回され、心配していたが、実害がなく間違いだったので喜んでいる」(広報・IR担当)と意外にホッとした様子。「風評被害も出ていない」(同)として、少年には損害賠償などを求めないという。
日本では1000円亭主の栄養源として定着している吉野家だが、中国や台湾といった東アジアではハイティーン受けするおしゃれな店として受け入れられており、香港では31店舗が営業している。
ZAKZAK 2007/05/18