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□中国車:笑い誘うコピー車と警戒心誘う独自モデル [朝鮮日報]
http://www.chosunonline.com/article/20070515000028
記事入力 : 2007/05/15 10:51:14
中国車:笑い誘うコピー車と警戒心誘う独自モデル
最近、起亜自動車の組み立ておよび生産技術の一部が中国に漏えいしたことで、中国の「イミテーション産業」の隆盛に拍車が掛かるのではないか、と懸念する声が高まっています。また、「韓国車は近く中国車に追い付かれるのではないか」と心配する声も聞かれます。
というのも、最近中国では韓国車をそのまま模倣した「イミテーション」が増えているからです。先月開かれた上海モーターショーでこうしたイミテーションを何台も見掛けました。見た目が現代サンタフェ(新型・旧型)やグレンジャー、起亜ソレントなどとそっくりなのです。
ところが、内外装の仕上げや組み立て技術においては韓国の1980年代の水準そのものでした。少量生産の上、安全性が検証されていないため、今すぐ韓国の脅威になるとは思えませんでした。
しかし、問題なのは、このようなイミテーション会社ではなく、奇瑞汽車、吉利汽車、上海汽車(SAIC)といった中国の大手自動車メーカーです。昨年の中国国内の生産規模では、奇瑞汽車(30万2000台)が第4位、吉利汽車(20万4000台)が第8位にランクされるなど、著しい成長を遂げています。
また、SAICもゼネラルモーターズ(GM)やフォルクスワーゲンとの合弁を通じて獲得したノウハウ、英国のローバーや韓国の双竜自の買収を通じて手にした設計技術を基に独自モデルの開発に拍車を掛けています。
こうした自動車設計のノウハウは、知ってしまえば5分とかからないものでも、知らなければ5年かかってもままならない、といった話をよく耳にします。ハイテクというよりは、一種の時間との戦いでもあるわけです。
こうした中、中国の自動車メーカーは最近、海外メーカーの買収や合弁パートナーとの共同研究開発センターの設立などを通じ、先進国メーカーとの格差を急速に縮めています。
そもそも中国の自動車産業は、1984年にドイツのフォルクスワーゲンとSAICが合弁会社を設立したのを皮切りに始まりました。すでに20年以上が過ぎていますので、独自モデルの開発に乗り出すのも当然といったところでしょう。
その一方で、まだ中国は車体の骨組みとなるプラットホームや最先端のエンジンを独自に作り出す能力は持ち合わせていません。上海モーターショーで中国の地元車を見たときも「まだ韓国の相手ではないな」といった印象を受けました。しかし、4、5年後にも同じようなことが言えるでしょうか。こればかりは誰にも分からないのです。
崔元碩(チェ・ウォンソク)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS