★阿修羅♪ > アジア8 > 121.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□南北間列車往来、56年ぶり実現へ…17日に試運転 [読売新聞]
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070511i316.htm
南北間列車往来、56年ぶり実現へ…17日に試運転
【ソウル=平野真一】板門店で開かれていた第5回南北将官級軍事会談は11日午後、南北縦断鉄道で今月17日に予定される列車の試運転の安全運行を保障するため、暫定的な軍事保障合意書を作成、発効させた。
これにより、朝鮮戦争(1950〜53年)中の51年以来途絶えていた南北間の列車往来が、56年ぶりに実現することになった。
試運転が行われるのは2線で、京義線の韓国・●山駅〜北朝鮮・開城駅間27・3キロと、東海(日本海)線の北朝鮮・金剛山青年駅〜韓国・猪津駅間25・5キロ。(●はサンズイに文)
合意書では、17日午前9時〜午後5時に限って軍事境界線を開放し、列車の乗客や装備、貨物などの安全について責任を負うとしたほか、速度規制や相手側地域の撮影禁止などの取り決めが盛り込まれた。双方は12日に開城で実務レベルの協議を行い、細部を詰める。
今回の会談で、韓国側は、試運転を機に鉄道や道路を利用した南北間の人や物資の往来を実現させるため、恒久的な安全保障措置を締結するよう要求。これに対し、往来の増加が体制の緩みにつながることを警戒する北朝鮮側は、試運転に限るよう主張し、結局、韓国側が折れた。恒久的措置の締結問題は今後も協議を続けることになったが、北朝鮮側が受け入れる可能性は小さいとみられる。
会談ではまた、黄海上での軍事的衝突を防ぎ、南北協力を推進するため、共同漁労の実施、衝突防止対策の立案、漁業協力水域の設定などについて今後、協議を続けていくことで合意した。さらに、2000年9月以来となる第2回南北国防相会談の早期開催や、次回将官級軍事会談の7月開催なども決めた。
(2007年5月12日0時14分 読売新聞)