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http://eunheui.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_12dd.html から転載。
2007.04.11
韓国では日本文学が人気
伝言ゲーム的に話が少しずつ変わって伝わっているのではないかという一抹の不安があるけれど、中国の英字新聞で韓国の出版界における日本文学翻訳作品の話を読んだ:星洲日報の "Korean Literary Market Confronts Protracted Slump"。
韓国の出版界は停滞気味で、久しくミリオンセラーが生まれていない。2006年の出版点数は45,221件で、前年よりも4.4%増加したが、売り上げは12%落ちた。その中で、日本からの翻訳本は約4,300件で、翻訳本の約42%を占めている。大手の教保文庫では、韓国語で書かれた小説の売り上げがフィクション部門の23%であったのに対し、日本語からの翻訳小説は31%に達した。日本文学は、軽いものから純文学まで、幅広く売れている。
韓国の読者がより洗練され、多様な作品を好むようになったのに対し、韓国の作家は従前のスタイルから抜け出せておらず、「一人称小説」が多い。といったことが書いてあった。
韓国の若手作家で注目すべき存在としては、ユーモラスなパク・ミンギュ、ファンタジー系でかつ都会の疎外感をうまく描くキム・エラン、皮肉の効いた短編のイ・ギホの名前が、もう少し上の年代では、64歳のジョ・ジュンネの名前が挙げられている。