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□結婚強要され米国に逃げた中国女性、難民認定なるか [朝鮮日報]
http://news.livedoor.com/article/detail/3103122/
結婚強要され米国に逃げた中国女性、難民認定なるか
両親が強要する不幸な結婚から逃れようと脱出した女性は難民に認定されるのだろうか。
6年前に米国に渡った中国人女性の高紅英さんが最近、米国社会に「結婚難民論争」を引き起こしている。中国農村部出身の高さんは、19歳の時に母により同じ村の男性に2200ドル(約26万円)で売られ、結婚せざるを得ない状況に追い込まれた。気性が激しい上、バクチ好きの男性から身体的虐待を受けることを予想した高さんは、偽造旅券で中国を脱出した。
高さんは2001年に米国に到着すると、直ちに米当局に亡命を申請した。高さんは「本国に送還されれば拷問などの虐待を受ける」と理由を説明したが、米移民当局は高さんの亡命申請を黙殺した。しかし、連邦巡回控訴裁判所は「高さんの“迫害に対する恐怖”が認められる」との理由で移民局の判定を覆し、高さんの米国滞在を許可した。
この決定に対し、今度は連邦政府が異議を唱えた。連邦政府は最近、連邦最高裁判所に高さん事件を審議するよう公式に要請した。連邦政府側の訴訟代理人を務めるポール・クレメント法務次官は、裁判所の決定を覆し、高さんを中国に送還すべきだと主張している。
その理由について、クレメント次官は「裁判所の米国滞在許可決定を受け入れると、米国が金銭のやり取りにより不本意な結婚を迫られた全世界の女性らが押し寄せる避難所と化す懸念がある」と説明した、と米紙クリスチャン・サイエンス・モニターが24日伝えた。こうした連邦政府の見解に賛成する市民らは、高さん事件は基本的に民事事件であり、金銭のやり取りをした両家族間の争いであるため、難民の概念に該当しないと主張している。
しかし、最高裁での控訴審の準備を進める高さんの弁護人キャロル・ネビル氏は「民主主義を守るためイラクにまで駆けつける米国が、奴隷として売られた女性に避難所1つ提供できないのか」と反発している。
辛容寛(シン・ヨングァン)記者
2007年04月01日09時18分