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[wtongo][01124] 【まにら新聞より】国際社会への波紋拡大し、米国務省高官や列国議会同盟調査団が4月に来比へ_____から転載。
国連アルストン特別報告者の訪比(2月)や米議会での公聴会(3月)と調査団派遣、EU調査団派遣に続き、国務省高官や列国議会同盟調査団が4月にフィリピンを訪問するとのニュースです。米国では対比「軍事援助」の削減や停止の議論が起きているそうですが、最大の「援助国」である日本政府は、何をしているのでしょうか?
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まにら新聞 3月25日より
政治的殺人
国際社会への波紋拡大し、米国務省高官や列国議会同盟調査団が4月に来比へ
「政治的殺人」問題にかかわる実情調査のため、エリック・ジョン米国務省副次官補(東南アジア担当)が四月にフィリピンを訪問することが二十四日までに明らかになった。米国政府高官が人道問題のみに関して来比するのは珍しく、米上院での公聴会を契機に比問題が米政府、野党間の争点の一つに転化しそうな形勢の反映とみられる。
一方、各国立法議員の交流組織である列国議会同盟(IPU、本部ジュネーブ)も四月、事実究明に向けて代表団を派遣する意向を示した。国連人権理事会のアルストン特別報告者が二月に来比して比国軍の関与を指摘して以降、政治的殺人は国際社会に波紋を広げ続けている。
ロムロ外務長官はジョン国務副次官補が来比する理由について、「同副次官補は、比政府の対応の仕方を知り、事実と正確な数字を把握するため比訪問を(比政府に)要請してきた。米国内で提供された資料が政治宣伝文書にすぎないからだ」と述べた。
同外務長官はさらに、この来訪が比政府にとって同盟国への事情説明の機会になるとして、「(同副次官補に)証人を紹介し、証拠を提供することで、一連の事件の実態は理解されるだろう」と述べ、来比を歓迎する意向を示した。
同副次官補は米国上院外交委員会東アジア太平洋小委員会(ボクサー委員長=民主党)が十四日に開いた公聴会で、一連の殺人事件への比国軍の関与を認める証言を行った。「国軍の指揮命令権は最高司令官である大統領に帰属する」と指摘して、比政府に軍、警察機構に対する統率の確立と未解決事件の早期解決を迫る内容だった。
列国議会同盟(IPU)も二十四日までに、調査団を派遣する方針を比外務省高官に伝えた。
同高官は「IPUは政治的殺人に強い懸念を示しており、四月中に調査団を派遣することになった」と説明した。代表団は、IPUのシュワルツ人権委員会事務局長とメキシコ、カナダの上院議員二人で構成される予定。
代表団は、国連人権理事会のアルストン特別報告者の一行が二月に来比した際に、証言を得た人物から事情を聞くという。
一方、ゴンザレス大統領顧問(国家安全保障担当)は二十一日、世界各国から帰国した比大使・領事が参加した比海外公館長諮問会議の席上、「これまでに来比した外国の調査団は、一連の殺害は国策ではないと判断した」と述べ、「国策でも軍の政策でもないからこそ、政府は外国の支援を要望している」と、海外からの調査団来比を歓迎する姿勢を強調してみせた。
左派系人権団体、カラパタンはアロヨ現政権が発足した二〇〇一年以降、八百人以上が政治的な意図で殺害され、約百八十人が行方不明になっていると国際的に訴えてきた。