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北朝鮮、関係正常化に前向きと 訪朝のIAEA事務局長
http://cnn.co.jp/world/CNN200703140017.html
2007.03.14
Web posted at: 22:10 JST
- CNN/AP
北京――朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核施設の停止、封印の監視、手順などを話し合うため平壌を訪れていた国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は14日、北京に戻り会見、一連の会合について「極めて有益だった」と総括した。
北朝鮮側は、IAEAとの関係正常化に前向きな姿勢を示したという。北朝鮮は2002年、ウラン濃縮疑惑が浮上した後、IAEA査察官を追放している。ただ、北朝鮮がIAEAとの協力関係の将来に条件を付けたのかどうかは不明。
今年2月の北朝鮮核をめぐる6者協議で、北朝鮮が寧辺の原子炉を60日以内に封印するなど初期段階の措置を盛り込んだ合意文書に関連しては、北朝鮮はこれを履行する立場を伝えたという。合意文書では、IAEA査察の再開も決まっていた。北朝鮮はこの後、エルバラダイ氏の訪朝を要請していた。北朝鮮には初期段階の措置履行の見返りにエネルギー支援が約束されている。
事務局長は訪朝で、核拡散防止条約(NPT)からの脱退を宣言、昨年には核実験を強行した北朝鮮に対し、NPT体制やIAEAへの復帰を働き掛けたとみられる。
エルバラダイ事務局長はただ、今回の訪朝で、当初予定していた6者協議の首席代表、金桂冠外務次官とは会えず、金衡俊外務次官と急きょ会談。平壌入りした13日には北朝鮮原子力総局のトップとも話し合っていた。IAEAの報道官は、金桂冠外務次官との会合が実現しなかったことに関連し、事務局長の他の日程は計画通り進んでいるとも述べていた。
外務次官側は、19日から再開する次回の6者協議の準備で多忙なことを理由にしたという。