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http://cnn.co.jp/world/CNN200701260018.html
国連開発計画、北朝鮮新規支援の凍結を決定
2007.01.26
Web posted at: 16:36 JST
- AP
国連本部(AP) 国連開発計画(UNDP)による朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)への支援金が不正に流用されていると指摘された問題で、UNDPの執行理事会は25日、外部機関による監査が実施されるまでの間、北朝鮮での新規事業の承認を凍結するとの決定を下した。
メルケルト副総裁によると、凍結の対象となるのは07−09年分の事業。現行の事業は続行するが、3月1日までに、北朝鮮当局や現地業者への現金支払いと、当局が募集した現地スタッフの採用を中止する。理事会はまた、すべての事業について、北朝鮮当局の管理下でなく、UNDP自体の責任で実施する方針を確認した。
UNDPの対北朝鮮支援をめぐっては、資金が核開発など「当局の不正な目的」に流用されているとの疑惑が、米国の指摘で浮上。潘事務総長はただちに外部監査を命じた。監査は約3カ月後に終了する見通しだ。
理事会では、米国や日本が、決定への歓迎を表明。日本はさらに、すべての国連機関が人道援助以外の対北朝鮮支援を中止すべきだと主張し、米国が「説得力のある提案だ。検討したい」と応じた。
北朝鮮側は決定を受け入れるとする一方、「UNDPを政治的に利用しようとする動きだ」と、不満を表明した。