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中国:オリンピックまでに人権状況の改善を
http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=195
「オリンピックを北京で開催することによって、人権の進展に協力することになる」
(2001年4月、北京五輪招致委員会の劉敬民副首席)
北京オリンピック開幕まであと687日となった。2008年のオリンピック開催までに人権状況を改善するという国際オリンピック委員会との約束を果たすためには、中国政府は迅速に行動する必要がある。
アムネスティ・インターナショナルの最新の評価では、人権の基準となる4つの問題について、オリンピックを前にした中国政府の動きの総合記録は、あいかわ
らず満足のいくものではない。死刑制度については若干の進展があったが、その他の重要分野において、政府の人権記録は悪くなった。
「オリンピック開催地に名乗りをあげた際に、中国政府は人権状況を改善すると約束したが、それに反して毎日のように国じゅうで重大な人権侵害の報告が続いている。オリンピック建設予定地にある建物から強制立ち退きさせられた住人たちとともに活動している人びとを含め、草の根の人権活動家はいやがらせを受けたり投獄されたりしている。密輸や汚職となどの犯罪で不公正な裁判にかけられ、処刑された人びとが数千人いる」と、アムネスティのアジア太平洋部のキャサリン・バーバー副部長は語った。
副部長はまた、「昨年は、ジャーナリストやインターネット利用者が再び弾圧された。この事実の前に、'メディアの完全な自由'という中国政府の約束がむなしく響く。現状は、'人間の尊厳を保つ'という'オリンピック精神'の根底にある最も基本的な精神に反するものである。」と述べた。